八王子市内での消費増につなげようと6月15日から、市独自の商品券「八王子市プレミアム付商品券」の販売と利用が始まった。

商品券の取扱店をまとめた冊子

　国の地域住民生活等緊急支援のための交付金を活用して、全国の自治体で発行が進んでいるプレミアム付き商品券。八王子市では市内に住民登録のある世帯に対して同日、プレミアム率20％の商品券の販売と利用を始めた。発行総額は10億円。

　「八王子市プレミアム付商品券」は、市内の郵便局に加え、多摩・西武各信用金庫、八王子市農業協同組合のそれぞれで販売。今月28日のみ恩方市民センターと由木東市民センターでも販売する。購入には事前に郵送された「購入整理券」が必要で、1世帯1セットまで。1セットは1,000円券6枚つづりとなっており、価格は5,000円。第1次販売は今月30日までで、売れ残った場合は7月15日から第2次販売を行う予定。

　市では商品券の販売に加え、市民の生活支援を目的に18歳以下の子どもを対象とした「子育て・教育応援券」（1人につき、2,000円）や75歳以上の高齢者を対象とした「高齢者支援券」（同1,000円）も各世帯に配布しており、「高齢者支援券」発行は、多摩26市で八王子市独自の取り組みという。

　利用可能店舗はホームページで確認できる。各券の利用期間は10月31日まで。

　このほかにも広域八王子圏では、多摩市が1,000円券9枚と500円券6枚の1万2,000円分を1セットとした「多摩市共通商品券」（1万円）を7月5日から販売するほか、日野市でも都内2位となる25％のプレミアム率を実現した「新・カワセミ商品券」（500円券25枚つづり、1冊1万円）を同11日から発行する予定。