八王子のイベント交流スペース「マニeカフェ」(八王子市中町)で6月29日、持論を語り合いながら交流を深める飲み会「Speakers' Corner(スピーカーズ・コーナー) 八王子」が行われた。
八王子経済新聞が主催するシリーズイベント「八王子経済新聞文化センター」の本格スタートを前にプレ企画として開いた同飲み会。誰でも演説を行うことができる場として、英・ロンドンのハイドパークなど世界各国の公園などを舞台に行われている「スピーカーズ・コーナー」をモチーフに、飲みながら持論を語り合い交流する場として企画した。
「八王子でなにを語る?」をイベントテーマに開いたこの日は、当日申し込みを含め20人ほどが参加。会社員や地元商店主、弁護士、市議会議員、ミュージシャンなど、さまざまなジャンルの人が集まった。
参加者がチームを作りクイズに答える「パブクイズ」のコーナーでは、会場となった「マニeカフェ」の正しい読み方や、公開している八王子経済新聞記事の中で最も古いタイトルは何かなど、マニアックな問題を3択にして出題。最終問題では、正解したチームに「4億ポイント」を進呈することがその場で決まるなど盛り上がった。
イベント後半では、希望者による3分間のスピーチコーナーを実施。トップバッターとなった若手マジシャンの「ごっちん」さんは、八王子に対する思いを語った後、即興でフォークを使ったマジックを披露し会場が沸いた。
トークテーマは設けられていなかったが、イベントのテーマに沿って、八王子という街に対して考えていることや街の発展に向けての希望、意気込みなどを述べる人が多く、「八王子ではイベントはたくさんあるけれど、内向きで外への発信が足りないのではないか?」といった持論に対しては、「八王子は市内だけでも人口が十分多く、まかなえてしまう。一方、外向けよりも八王子の中でイベントの情報が伝わってないのでは」といった意見が上がるなど白熱した議論が繰り広げられる場面も。この議論を受け、次回は「八王子の情報発信を考える」をテーマにイベントを行うことが決まった。
イベント終了後も会話が弾み、参加者からは「楽しかった」「また来たい」などの声が聞かれた。今後も月1回のペースで同イベントを行っていく方針で、次回は7月24日に同所で行う予定。