スマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」の日本国内での配信が始まった7月22日以降、八王子駅周辺ではスマートフォンを片手に街中を行き来する人が増えている。
特に八王子東急スクエア前には、スマートフォンを手にした人が集まった
世界的ブームとなっている同アプリ。位置情報と拡張現実技術を活用し、街を歩きながらモンスターたちを捕まえるもので、ゲームを進めるにあたってアイテムを手に入れることができる「ポケスポット」や周囲のプレーヤーと対戦を楽しむことができる「ジム」など、さまざまな要素が盛り込まれている。
JR八王子駅から伸びるペデストリアンデッキ「マルベリーブリッジ」では、デッキ上で立ち止まりゲームを楽しむ人が多かった。西放射線通り商店街(ユーロード)通り沿いにある「ドン・キホーテ八王子駅前店」(八王子市中町)周辺では、日頃は人出が減る23時ごろでも多くの人の姿を見ることができた。
ユーザーが増えるにつれ、市内最古の神社・子安神社(明神町4)では、入り口に「ペットの散歩」「ドローン」に加え「ポケモンGO」を禁止とする張り紙を掲出し話題に。
社(やしろ)の前が「ポケモンスポット」に指定されたことから、朝からユーザーが訪れていたという。担当者は「祈とうをしている時に入ってこられてしまうなど大変迷惑だった。神社はあくまでお参りに来るところで、ゲームをしに来るところではない。宗教上の儀式ができなくなってしまうことから禁止とさせていただいた」と話す。
このほか、JR東日本が今月23日から始めたイベント「ポケモン謎解きラリー カラクリ王国を救え!」では、八王子駅が多摩地域唯一の「謎設置駅」となっていることもあり、八王子ではしばらくの間、さまざまな面からポケモンの話題が続きそうだ。