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八王子でボルダリングのワールドカップ、来春開催へ 東京では初

握手をする日本山岳協会の尾形好雄副会長(左)と石森孝志八王子市長(右)

握手をする日本山岳協会の尾形好雄副会長(左)と石森孝志八王子市長(右)

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 エスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で2017年5月6日・7日、ボルダリングのトップクライマーが集まる「IFSCクライミング・ワールドカップ ボルダリング八王子2017」が開催される。

今年4月に行われた「IFSCクライミングワールドカップ ボルダリング加須2016」の様子

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 日本山岳協会(渋谷区)の主催で行う同大会。ボルダリングは壁面に取り付けたホールドを手掛かりにロープなどを使わず壁を登るスポーツクライミングの一種で、8月にリオデジャネイロで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会において、2020年に行われる東京オリンピックの追加競技として選ばれたことでも知られる。

 年間を通じて世界各地で行われる「ワールドカップ」を東京で開催するのは今回が初めて。「国内には435のクライミングジムがあり、オリンピックの正式競技にもなるなど盛り上がりを見せている。世界のトップクライマーが集う大会をエスフォルタアリーナ八王子で開催できるのは大慶の至り」と日本山岳協会の尾形好雄副会長。

 大会にはヨーロッパや北米、アジアなどから120人ほどの選手が参加する見込み。アルプス山域のイタリア、フランス、オーストリア、スロベニア、スイスなどの強豪国に加え、2016年世界ランキングで1位の楢崎智亜(ならさきともあ)ら国内選手の活躍も期待される。

 尾形さんは「ゴールデンウイークに世界のトップクライマーが集う。素晴らしい施設でトップクライマーの素晴らしいパフォーマンスをお見せしたい。オリンピックまで4年を切った中で、1つ1つの大会をスケールアップしていくことで、2020年に近づけていきたい」と意気込む。

 「スポーツクライミングは若い愛好者が多く、八王子にもジムが2つある。(大会の開催は)非常にうれしい」と石森孝志八王子市長。市制100周年記念事業として、大会運営の実行委員会に市が参加することになっており、11月1日には「国際スポーツ大会推進室」を設置するなど開催に向けた準備も始めた。

 「2020年に向けてメダルの期待もかかるので、非常に多くの方が注目されていると思う。ワールドカップの開催で競技人口の増加などにも貢献したいし、ノウハウを積み重ねていくことで、ほかの大会の開催などにもつなげていきたい」と話す。

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