八王子駅北口のチャレンジショップ「はちチャレ」(八王子市中町)で5月26日から、日替わりでさまざまなパン店が出店する「八王子一坪パンまつり」が開催される。
パンや蒸しパンとは異なるオリジナル商品「むしぽん」をアピールする羽生さん
「日本一小規模なパンの祭典」をうたう今回の催し。「Yショップ ippuku」(旭町)、市内に工場を持ち東京・神奈川・千葉・埼玉でベーカリーチェーン「HOKUO」を展開する北欧トーキョー(神奈川県座間市)、西八王子駅側の「おこめパン&カフェ Magome」(八王子市散田町3)、フランスパンを基にした「ボストーク」で知られるゴンファノン(大和田町5)、火曜~木曜の曜日限定で営業しているパン店「むしぽん」(椚田町)が参加する。
期間中は日替わりで各店がパンを販売。30日には市内外のパン店からよりすぐりの商品を集めた「はちチャレセレクトベーカリー」と題した企画も行う。
「Yショップ ippuku」ではメロンパンを販売する。「最近出たばかりの商品で、かなり好評を頂いている」と同店店長の大塚久峰子さん。北欧トーキョーはメロンパン4種のほか塩パンなどを並べる。「今回は甘いものを中心に展開していきたい。パルーンアートができる販売員を置いて盛り上げたい」と同社製造部製造グループリーダーの三田敏史さん。2014年まで市内にも店を構えていたことから、「HOKUOを知ってくださっている方も多いと思うので、昔から売っているものを中心にやりたい」とも。
「Magome」は、グルテンフリーのものだけを取りそろえアピールする予定。加工工場長の馬込朋和さんは「日曜に出店するので、八王子の方以外もいらっしゃると思う。お米100%のパンを食べたことがある方は少ないと思うので、食べてもらっておいしさを知ってもらえれば」と話す。70年ほどの歴史を持つ「ゴンファノン」では、「ボストークを多摩のソウルフードとして打ち出したいので、そのきっかけになれば」と同社担当者。「むしぽん」の羽生雅代さんは自ら開発したオリジナル商品「むしぽん」をアピールする。「今年はなんでもやってみようという気持ちでいるので、チャレンジしてみたい」
企画に携わる同まつり実行委員会の賀澤志帆さんは「大きな規模で行われるパンのイベントはあるので、逆に日本で一番小規模なパンの祭りをやったらどうだろうと思った。狭い空間なのでお客さまとの距離も近く、より密にコミュニケーションを取りながらPRをしていただけたら。日替わりで楽しめる6日間になれば」と期待を込める。
開催時間は10時~17時。各日ともパンがなくなり次第終了。今月31日まで。