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多摩美大生が昭和の風景をテーマに2人展 駄菓子の箱まで再現したミニチュアも

店内の駄菓子など細部まで作られている「宝島菓子店」のミニチュア

店内の駄菓子など細部まで作られている「宝島菓子店」のミニチュア

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 西八王子駅北口近くの丸神ビル2階にある「AKITEN BASE CAMP」(八王子市千人町2)のギャラリーで8月23日から、昭和の懐かしい風景をテーマにしたイラストやミニチュアなどの作品展「宝島横丁」が行われている。

ホーロー看板などを模した作品も

 多摩美術大学在学中の仲村さん、muroさんの2人による作品をまとめた同展。昭和時代の趣を残す架空の「宝島横丁」を舞台に、街の看板や店、ボンネットバスやオート三輪などの車、キャラクター化した家電製品、マッチのパッケージデザインなどを描いたほか、駄菓子などを扱う「宝島菓子店」をミニチュアで制作。店に並べている駄菓子も細かく再現するなどこだわる。

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 大学の課題に取り組みながら、今春から準備を進めてきたという。作品は全て手作りで、経年劣化を起こしたようにあえて汚しを入れるなどこだわった。「2人ともレトロが好き。ビルの中に囲まれて育ったので直線的なものや幾何学的なものばかり見てきた。生まれた時からきれいなものが当たり前の生活を送ってきたが、昭和の時代はポスターも一つ一つ手書きだし、人間味があってアナログな感じ。そのデザインが好き」と仲村さん。muroさんも「平成生まれの私たちにはより魅力的に感じる」と話す。

 同所のアーティスト・イン・レジデンスに所属し、2013年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞を受賞したことでも知られる造形作家の池内啓人さんは「昭和に生きていない作家が作っているということに新鮮味を感じる。僕も憧れの80年代SFを目標に作っているので、知らない時代への思いという意味では同じなのかもしれない」と作品を高く評価する。

 2人は今秋に行われる同大の芸術祭でも作品を出展する予定。muroさんは「平成生まれとして感じてきた色はグレーとか白のような無彩色のイメージ。昭和の時代は配色にも魅力があると思う。こういったものが好きなので、これからも制作を続けていきたい」と意気込む。

 開催時間は11時~18時。入場無料。今月29日まで。

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