プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」が1月18日、ゼネラルマネジャー（GM）兼アソシエイトコーチとして、日本代表チームのコーチなどを歴任した奥野俊一さんを迎えたと発表した。

　1947（昭和22）年、宮崎県出身の奥野さん。長崎西高校、東京教育大学（現在の筑波大学）ではポイントガードとして活躍。。1983（昭和58）年には日本代表男子チームのコーチに就任したほか、1990年にはUー20男子世界選手権日本代表の監督を務め、アジア選手権で日本を優勝に導いた。2011年にはbjリーグ「ライジング福岡」のオーナー代行兼GMに就任。2016年からはB3リーグ「ライジングゼファーフクオカ」の会長兼GMを務めていた。

　昨秋にはBリーグ準加盟クラブ入りを果たし、来シーズンのB2リーグ昇格を目指しているトレインズ。今回は昇格後を見据えた体制強化として、奥野さんにGMへの就任を依頼。奥野さんは今月中旬からチームに参加し試合にも帯同するという。

　選手兼社長としてチームを運営するTHTマネジメント（八王子市子安町3）の和田尚之代表は「バスケ業界で数多くのチームの指揮を執り、多くの選手を指導され、また、バスケットを通してさまざまな活動をされている奥野さんにゼネラルマネジャーとして就任いただくことになった。素晴らしい経歴をお持ちの奥野さんに、今シーズンを勝ち切ることはもちろん、来シーズン以降を見据え、スカウティングやチームづくりのノウハウをトレインズで生かしていただきたい」と話す。

　「独特な感性と話し方をされる方で、若い選手の多いトレインズで、今後の選手人生についてもアドバイスを頂きたいと考えている。小中学生の指導も長くされてきたので、今後の学校訪問やスクール活動の拡大にも尽力していただきたい」と期待を込める。