京王電鉄は2月22日、同社のオリジナルキャラクター「けい太くん」を主人公にしたオリジナル絵本の第4弾「よろしく!しんごくん」を発売する。
就学前の4歳~6歳を対象に、これまでに3作品を刊行している「けい太くん」シリーズ。「けい太くん」は、もともと同社社員の家族が京王線「8000系」車両をベースに描き起こしたもので、2000年に誕生。子どもたちに京王線や京王沿線へ親しみを持ってもらおうと、2009年に第1弾となる絵本「はしれ!けい太くん」を発表した。今回は2016年10月に刊行された第3弾「はたらく しゃりょうたち」以来の新作となる。
同社では昨年9月にデビューし、今月22日から運行を始める有料座席指定列車「京王ライナー」でも使われる新型車両「5000系」をモチーフにした新キャラクター「しんごくん」を新たに展開。これに合わせて、今回、同社社員によるプロジェクトチーム「けい太プロジェクト」が物語を作り上げたという。
今作では新しく京王線に来た「しんごくん」をなかなか認められず、「もう自分なんて見向きもされないのでは」と落ち込む「けい太くん」が仲間たちに支えられながら成長していく様を描く。作画はイラストレーターの指田隆行さんが手掛けた。
本文は20ページで、価格は500円。発行部数は3000部。京王れーるランド(日野市程久保3)のほか、同社グループの書店「啓文堂書店」各店でも販売する。