プロバスケットボール「Bリーグ」を手掛けるジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL、文京区)が3月14日、「東京八王子トレインズ」に2018-19シーズンのB2クラブライセンスを交付すると発表した。
現在、ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)が運営するB3リーグに参戦しているトレインズ。B2リーグ以上に参戦するためには、JPBLによる「Bリーグ」のクラブライセンスを取得する必要がある。
ライセンスには参加するリーグに合わせて「B1ライセンス」「B2ライセンス」の2種類があり、有効期間は対象シーズンの1年間。シーズン前年の11月までに申請し、理事会の審議を経て交付が決まる。トレインズは昨秋、クラブライセンスを申請するための条件である準加盟クラブ入りが承認されていた。
ライセンス取得を受け、選手兼社長としてチームを運営するTHTマネジメント(八王子市子安町3)の和田尚之代表は「昨シーズンはライセンスが取れなかった。今回はシーズンが始まる前に準加盟を取り、変えなければいけないところは変えながら約4カ月にわたって審査を受け、やっとライセンスが取れた。ライセンスが取れたことで会社としても成長できたと思う。今後はチームが勝つことが最優先になってくる」と話す。
ファーストステージ、レギュラーシーズンのそれぞれを優勝で終えたトレインズ。ライセンス交付でB2昇格に一歩近づいたが、昇格を果たすためには今月24日から始まるファイナルステージを3位以内で終えリーグ優勝した上で、5月27日に行われるB2・B3リーグの入れ替え戦に勝利しなければならない。
和田さんは「全6チームでファイナルステージを行うが、どこのチームも八王子を最後に倒してやろうという気持ちで来ると思っている。目的はB3で優勝することではなく入れ替え戦に勝つこと。B2のチームを倒すにはそれなりにパワーが必要だと思うので、気を引き締めてやっていきたい。私も今後はチームを鼓舞するような時間を増やしていきたい」と意気込む。