横浜アリーナ(横浜市港北区)で5月27日、プロバスケットボールチーム「東京八王子トレインズ」と「岩手ビッグブルズ」によるB2・B3リーグ入れ替え戦が行われ、トレインズが勝利しB2リーグへの昇格を決めた。
昨年9月末から10月にかけて行われたファーストステージ、3月末まで行われたレギュラーシーズン、今月20日まで行われたファイナルステージのそれぞれを優勝し、3冠を達成したトレインズ。すでにプロバスケットボール「Bリーグ」を手掛けるジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL、文京区)が、2018-19シーズンのB2クラブライセンスの交付を決めており、入れ替え戦に勝利すればB2昇格が決まることから注目を集めていた。
当日は3400人を超える観客が会場を訪れた。試合は第1クオーターから16対22とトレインズが先行。第2クオーター=15対17、第3クオーター=10対23、第4クオーター=14対21と終始試合を優勢に進め、55対83でトレインズが勝利。これにより、トレインズのB2昇格と、ビッグブルズのB3降格が決定した。
試合後、石橋貴俊ヘッドコーチは「チーム一丸となり、今日は1番良いゲームができたと思う。皆さんの応援のおかげで、チームが成長することができた。今回B2に昇格し、ゆくゆくはB1で優勝するようなチームを作りたいと思うので、また熱く応援してください。1年間、本当にありがとうございました」とコメントを発表した。
今シーズンは選手兼社長としてチームを率いてきたTHTマネジメント(子安町3)の和田尚之社長は「まずはホッとしている。今シーズンの目標であったB3完全優勝、B2クラブライセンス取得、B2昇格がすべてかない、本当にうれしく思う。これも多くのスポンサー企業の皆さま、ファン、八王子市、トレインズに関わるすべての皆さまのおかげ。心より感謝申し上げる」とした上で、「これからも八王子の誇りとなるような日本一のチームを目指していくので、応援をよろしくお願いいたします」と話す。
6月2日には大型複合施設「iias(イーアス)高尾」(八王子市東浅川町)で、選手らが出席し「B2昇格報告会」が行われる。会場は「こもれび広場」。14時から。