ショッピングセンター「グリナード永山」(多摩市永山)で6月10日、多摩市永山エリアを盛り上げるキャラクター「永(なが)どん」のバースデーイベントが行われた。
ワークショップやオリジナルグッズの販売などさまざまな催しを実施
永山エリアを盛り上げるために生まれたドングリの木の精だという「永どん」。フェイスブックページ「多摩・永山タウン」に登場後、2014年にはキャラクターを応援する「永どんサポーターズクラブ」を結成。同エリアで毎年行われているイベント「永山フェスティバル」への参加のほか、2016年からは「世界キャラクターさみっと in 羽生」の場で多摩市のPRを行うなど積極的に活動している。
6月1日が誕生日となっていることから、バースデーイベントを実施。あいにくの雨模様となったが、ストリートオルガンの演奏体験やオリジナルエコバッグ作りなどのワークショップ、公認グッズの販売コーナーなどを展開。フィナーレでは多摩市のご当地アイドル「des ailes89(ディゼル)」と永どんが一緒になって、昨年、「永山フェスティバル」の20周年を記念して作られた楽曲「NAGAYAMA SONG」を披露し盛り上がった。
永どんが生まれたきっかけについて、永どんサポーターズクラブの加藤岳洋会長は「雑誌などメディアで多摩市が取り上げられる場合でも、多くが多摩センターと聖蹟桜ヶ丘で永山エリアが扱われることはあまりない。近所のパパ友と『自分たちが住んでいる街が紹介されないのはさみしい』という話になり、永山の情報を発信するフェイスブックページを立ち上げた。それから半年ほどした頃に『街を紹介するキャラクターがいた方が楽しいだろう』ということで『永どん』が誕生した」と話す。
バースデーイベントの開催については周囲からの要望も多かった。「2年ほど前から声をいただき、私たちも検討していたが、永どんがお祝いしてもらうだけでは意味がない。地元を盛り上げることと永どんの誕生日会をうまくつなげる方法はないかと考え、イベントにワークショップを入れた。地元でご協力いただける方々との縁もできたので、初のイベント開催となった」と加藤さん。「天気が悪かったが多くの方に来ていただいた。初めてのイベントだったので不安なところもあったが盛況だった」とも。
キャラクターの認知度は広まっており、「給食の時間の校内放送のクイズに登場していたり、公式サイトでダウンロードできるぬり絵や年賀状に使われていたりと、私たちの知らないところでも永どんが登場している。こうして多摩市と永山を知ってもらい、住んでいる方には街に愛着を持ってもらえれば」と加藤さん。
「永どんは多摩市や永山の地域活性化やPRを一番の目的にしているので、知名度を上げながらも各地に出ていって少しでも知っていただければ。地元に興味を持ち良いところを見つけ出せたらすてきな街になると思う。これからも永どんが永山を中心にお出掛けするので、一緒に遊んでください」とアピールする。