今秋に行われるイベント「八王子こども屋台選手権」に合わせ、参加する子どもたちに気球体験をしてもらおうと現在、地域型クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)八王子」を通じ資金支援が呼び掛けられている。
「八王子こども屋台選手権」は、京王線・南大沢駅前を会場に10月21日に開催。今回初めて行われるもので、小学校4~6年生の子どもたちによる地元食材を使ったオリジナルメニューの中から来場者の投票でグランプリを決める。当日は柏木小学校内に設ける気球ブースで、イベントに出展する子どもたちに気球に乗ってもらい八王子の街を空から見てもらう催しも行う予定。
今回は75万円を目標にクラウドファンディングを行っている。3,000円・1万円・3万円・5万円・10万円・20万円のそれぞれのコースを用意し、3,000円コースではサンクスメールとホームページへの名前や社名の掲載、1万円コースでは、サンクスメールに加え、パンフレットへの広告掲載や3食分のチケットと投票権を合わせたイベントの参加チケット1組を返礼品として提供する。集めた資金は気球体験の実施費用などに充てる。
20チーム、約200人の子どもたちが参加するという今回のイベント。気球体験について、イベントを手掛ける「きものの西室」(横山町)の西室彰人さんは「小さな頃に空を飛ぶというのは人類の夢に近い。自分たちの街をいつもとは違った角度から見ることによって、より好きになってもらいたい」と話す。
イベントと気球体験は八王子青年会議所が主催。副理事長の若尾憲吾さんは「八王子青年会議所として南大沢で事業を行うのは初めて。いろいろな媒体を通じて事業を知っていただき、お手伝いをしていただける方を募る一環としてクラウドファンディングを使っている。お子さんがいるファミリー層の方々に支援をいただけると一番良い。これを成功事例にして来年以降の事業にもつなげていきたい」と意気込む。
「FAAVO八王子」は八王子の産業活性化組織「サイバーシルクロード八王子」(八王子市明神町2)が主催し、CAMPFIRE(渋谷区)が運営するサイト。支援は同サイトのほか、サイバーシルクロード八王子への現金持ち込みでも受け付ける。
支援の受け付けは8月31日まで。