女性3人による創作ユニット「絵と写真とデザイン社」による作品展が8月30日、日野駅近くの川崎街道入り口交差点そばにあるギャラリーを備えた立ち飲みバー「マルヒノ」(日野市日野本町1)で始まった。
日野駅から徒歩7分ほどの場所に位置する同店。木曜・金曜・土曜の週3日限定でオープンしており、住宅の一部を改装した2階部分をギャラリーとして提供している。
今回は地元在住のイラストレーターのもんでんゆうこさん、写真家の遠藤ちえさん、グラフィックデザイナーの佐藤菜々子さんの3人からなる創作ユニット「絵と写真とデザイン社」がイベントを開催。
「絵と写真とデザイン展」と題した今回のイベントでは、「マルヒノ」をテーマとしたオリジナルの出版物「ZINE」として「マルヒノート」を製作。50部ほど用意し500円で頒布するほか、ギャラリーでは、もんでんさんが手掛けたイラストや、遠藤さんが「マルヒノ」の運営に携わる萩原葵さんに密着した写真などを紹介。佐藤さんはこれまでに手掛けた作品を展示している。
会期中、毎週土曜にはメンバーが日替わりマスターとなり催しを実施。9月1日は、もんでんさんによる「絵編」として来店客と共に酒を飲みながら絵を描くことにしているほか、8日は遠藤さんが客にフィルムカメラを渡し、写真を撮ってもらう「写真編」を開く。15日は佐藤さんが「デザイン編」として「マルヒノート」ができるまでの裏話などを取り上げるほか、写真編で撮影された作品の紹介も行う予定。開催時間はそれぞれ19時から。
今春、イベントでブース出展するのをきっかけに結成された同ユニット。佐藤さんは「もともと3人で仲良く飲んでいる仲だった。写真もイラストもデザインも一気にできるのが売り。個人だと狭い範囲でしかできないかもしれないが、3人の力が合わさって、いろいろな所に広げていければ」と話す。今回のイベントについて「デザインに関心のある方に興味を持ってもらえたらうれしい」とアピールする。
開催時間は17時~22時。9月15日まで。