片倉つどいの森公園(八王子市片倉町)で9月16日、「八王子流鏑馬(やぶさめ)」が行われる。
横浜線・八王子みなみ野駅から徒歩15分ほどの場所にある同所。当日は公園内の直線約220メートルを馬場として3つの的を設け、12人の射手が演舞を披露する。主催はNPO法人「武州のよりあい」(弐分方町)。
会場では居合抜刀術の披露や太鼓演舞などステージイベントも実施するほか、物販や飲食のブースなども展開。全イベントを対象とした「八王子流鏑馬フォトコンテスト」も開催する。募集期間は11月30日まで。12月中旬ごろに結果発表を行う予定。
2015年に中核市に移行したことを記念し有志の手で始まった「八王子流鏑馬」。今回で4回目を迎える。昨年は台風が近づいていたことから開催直前に中止となった。同法人にも携わる「眞誠」(弐分方町)の眞華部加奈子社長は「昨年は市政100周年イベントとして、2日間存分に楽しんでいただく予定だったが、台風直撃の天候には逆らえず、やむなく中止となり残念な思いをされた方が多くいらっしゃった。市民の皆さまから『来年は頑張って見せてね』『来年、楽しみにしているよ』との声を多く受けた。リベンジしないといけないという熱意の下、開催を決めた」と話す。
今回は新たな射手が参加することから「新たな馬上武芸をご堪能いただけると確信している」と眞華部さん。演舞中は馬が驚くため、フラッシュを使った撮影を避けるなどルールを守るよう呼び掛けている。「流鏑馬前の馬上武芸や安全祈願、終了後の引き馬体験、子どもたちの素晴らしい演舞の披露など、ご家族皆さまで楽しんでいただける催しとなっている」とした上で、「当日は歴史的風景を思い描きながら、日本の文化の素晴らしさを目や耳、体で体感いただければ」と話す。
開催時間は10時~17時。