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八王子で「たたら製鉄」体験 第1弾イベントは浅川で砂鉄取り

砂鉄取りの会場となる浅川河川敷

砂鉄取りの会場となる浅川河川敷

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 西東京バス・浅川橋バス停近くの浅川河川敷で7月16日、イベント「浅川の砂鉄でたたら製鉄にチャレンジ!」の第1弾として砂鉄取りが行われる。

 子どもたちの学びの場として河川を使って、体験型教育を行う「水辺の楽校」の一環で行われる今回の催し。八王子で刀作りを手掛ける刀匠の佐藤重利さんの指導の下、浅川で砂鉄を集め、鉄を精錬することを目指す。

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 第1弾イベントの今回は川原を歩きながら磁石を使って砂鉄を集める。砂鉄取りにかかる時間は5~10分程度だが、主催するNPO法人「武州のよりあい」(八王子市弐分方町)にも携わる「眞誠」(弐分方町)の眞華部加奈子社長は「川原での作業となるので、熱中症対策をお忘れなくお願いしたい」と話す。

 今後は集めた砂鉄を使って、日本古来の製鉄法である「たたら製鉄」を体験するイベントも行う。眞華部社長は「八王子にはたくさんの歴史・文化がある。その中でも刀をこの地で生産していたことは、あまり知られていないことの一つ。今後、刀鍛冶工房の見学も行っていきたい」と話す。

 多摩を含む「武州地域」の歴史や文化に誇りを持ってもらおうと、6月に法人化された同会。「八王子流鏑馬(やぶさめ)」の運営に加え、会長の磯沼孝さんが居合道を通して刀に興味を持ち、佐藤さんと出会ったことから、八王子・恩方地区などで作られていた刀「下原刀」の製作に向けたプロジェクトを立ち上げるなど、さまざまな活動を進めている。

 今回のイベントについて、眞華部社長は「下原刀の昔ながらの作業工程を知っていただき、地域に残る産業文化として親しんでいただけたら。砂鉄取りは大変重要な学びになると考えている。一連の流れに携わりながら、楽しく歴史にふれていただきたい」と呼び掛ける。

 9時・10時の2つの集合時間を設けており、定員は9時=25組50人、10時=50組100人。イベントは11時まで。参加無料。

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