明星大学(日野市程久保2)で7月20日、学生が八王子市のさまざまな課題に対して企画・提案を行う「八王子活性化プロジェクト2019」の公開プレゼンテーションが行われる。
デザイン学部3年生の必修となっている地域連携授業「企画表現演習5」の受講生が行う今回の催し。地域が抱える問題をデザインの力で解決しようと今年で4回目を迎える。
今回は八王子市による「まちの銭湯ににぎわいを! ~公衆浴場の振興について~」「いちょうホール大規模改修に向けた提案」「北野環境施設活性化プロジェクト」「多摩ニュータウン 鹿島・松が谷地域の活性化」の4つの課題について、約110人の学生が5~6人ずつに別れてチームを作り、20の班が取り組んできた。当日は学生による企画提案に加え、別会場でその内容を紹介する展示も行う。
学生は2年生後期に市から課題をもらい、4月からチームを作ってフィールド調査やアンケート調査などを行うなど現状の問題点を把握。課題解決のためのアイデアを練り上げてきた。同大デザイン学部デザイン学科の本間由佳助教は今回の催しについて、「半年をかけ八王子を活性化しようと課題に取り組んできた学生たちが真剣なプレゼンテーションを見ることができる」と話し、「市の担当者や地域の方なども訪れ、展示の前で学生たちが質問に答えるなど、活気のある交流会になる」とアピールする。
昨年行われた「日野活性化プロジェクト2018」の公開プレゼンテーションでは多くの市民も参加。「入退場はいつでも可能。ぜひ見に来ていただければ」とも。
会場は、プレゼン=同大日野キャンパス32号館108講義室、展示=同館多目的スタジオ。開催時間は午前の部=10時30分~12時30分、午後の部=13時30分~15時30分。入場無料。