八王子駅が8月11日、開業130周年を迎えることを受け、さまざまな記念企画が行われる。
駅コンコースではポスターを貼り出してイベント告知を行っている
中央線は1889(明治22)年4月11日に立川~新宿間、同8月11日に立川~八王子間で開業して以来、今年で130周年となる。JR東日本八王子支社(八王子市旭町)では、今春から「中央線開業130周年記念キャンペーン」を展開。今回は八王子駅が開業した今月11日に合わせて、さまざまな企画を用意した。
2日からは市内4店舗を巡る「八王子駅開業130周年記念キーワードラリー」がスタート。各店に掲出されたポスターの「中央線クイズ」に答え、キーワードを集めた先着2000人にオリジナルマスキングテープを進呈する。参加店は伊勢屋本店(八日町)、肉の富士屋(横山町)、「どら焼き まかな~万叶~」(横山町)、「シフォンカフェ Bon・mu(ボン・ムー)」(明神町2)の各店。賞品の引き換えは駅前の観光案内所「八王子インフォメーションセンター」(旭町)で行う。
同日から駅構内の店舗などで購入した買い物客向けに「八王子駅お買い物ラリー」も始まったほか、セレオ八王子北館(旭町)では、中央線や八王子駅をテーマとした写真展「中央線・八王子駅開業130周年歴史写真展」も開催。会場は5階レストスペースで、開催時間は10時~21時。それぞれ11日まで。
開業日である11日には、同館2階イベントスペースで、「こども駅長制服撮影会」「紙パックトレイン製作」「車掌体験」「中央線開業130周年すごろく」といった子ども向けの催しを行うほか、改札内の「EKIBENYA八王子店」では、「中央線開業130周年記念駅弁」(1,150円)を販売。駅コンコースでは、石森孝志八王子市長らが出席する中、東京交響楽団による金管五重奏や八王子車人形の公演など記念セレモニーが開催される。セレモニーの開催時間は13時~13時30分。
同日から中央線開業130周年記念の新たなグッズも登場。改札横のコンビニエンスストア「NEWDAYS八王子店」では、アクリル製のキーホルダーや時計など京王電鉄とコラボした八王子駅限定商品「中央線×京王電鉄コラボグッズ」も販売する。9日~11日は同店前で鉄道グッズの催事販売も行う予定。
キャンペーンに合わせて、東京~高尾・大月間で運行している中央線開業130周年記念のラッピング電車についてはヘッドマークをリニューアル。現在は八王子駅舎や八王子市の「市の木」であるイチョウのシルエット、「織物の街」を象徴するモニュメントなどをモチーフにしたものが取り付けられており、今月31日まで運行される。
ツイッターで中央線にまつわる川柳を募集する「『中央線が好きだ。』 PRESENTS 中央線川柳大募集!!」も展開。投稿された川柳は沿線に住む作家の志茂田景樹さんと八王子駅長が選考し、9月下旬に入賞作品を発表する予定。応募には「中央線が好きだ。」のアカウント(@chuosuki)のフォローと、「#中央線川柳」「#中央線が好きだ」の2つのハッシュタグを付け、ツイートする必要がある。投稿は18日まで。