工学院大学八王子キャンパス(八王子市中野町)などで8月24日・25日、科学をテーマとしたイベント「わくわくサイエンス祭 科学教室」が行われる。
1994(平成6)年に始まった「理科教室」から数えて、今年で26回目を迎えるイベント。2015(平成27)年に八王子市と結んだ包括連携協定を生かし、今回は市との共催で行う。キャンパスと隣接する同大付属中学・高校(中野町)も会場に、ものづくりや実験を通じて科学の有用性や実用性を伝えるもので、毎年7500人以上が来場する。
アクティブラーニングの手法を用いた教育実践プログラムとして位置付けており、企画・運営、当日の子どもたちへの指導に学生が携わるのが特徴。87のテーマを用意し、多くは自由に参加できる。自分でデザインしたオリジナル缶バッジ作りや電子オルゴール作りなどの工作を楽しむコーナーなどに加え、バランス感覚を調べる体験や3Dプロジェクションマッピングを体験しながら、立体視について学習できる企画など小学生から高校生まで幅広く楽しめるようになっている。
制限時間内に色素と砂糖水で「レインボータワー」をどれだけ多く作るか競う体験や天候によって状態が変わる「ストームグラス」作りなど今年、新たに加わった企画には工夫を凝らしたものが多い。同大広報担当者は「参加者の笑顔と地域の皆さまの協力に支えられて、26回目を迎えることができた」と話し、「毎年おいでの方も楽しめるように、新規テーマを追加し、既存テーマでも工夫を凝らしている。少しでも、科学を楽しく、身近に感じるきっかけになれるよう、皆さまの来場をお待ちしている」とアピールする。
開催時間は10時~16時。雨天決行。