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工学院大学ソーラーチーム、新型車両の準備着々 今秋世界大会へ

「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」に出場する「ソーラーチーム」の皆さん

「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」に出場する「ソーラーチーム」の皆さん

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 工学院大学「ソーラーチーム」が、今秋行われる「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)」参戦に向け、6月末の新たなソーラーカーの完成を目指して準備を着々と進めている。

開発を進めるチームメンバー

 同大八王子キャンパス(八王子市中野町)に拠点を置く同チーム。BWSCはオーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3000キロを走破する世界最大のソーラーカーレースで、2年ごとに行われており、「チャレンジャークラス」「クルーザークラス」「アドベンチャークラス」の3つのクラスが設けられている。同チームは2013(平成25)年の初参戦後、2015(平成27)年・2017(平成29)年の各大会に出場。今回で4回目となる。

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 前回大会ではクラス7位の結果に終わったが、昨年8月に秋田県大潟村で行われたソーラーカーレース「ワールド・グリーン・チャレンジ2018」でグランドチャンピオンに輝いた。創設10周年となる今回は約100人の新入生を含む全学から集まった300人以上のメンバーで準備を進めている。

 技術面だけでなく、チーム運営や財務、広報対応など全てを学生が手掛ける同チーム。車両の開発には50~100人体制で取り組んでいる。3年生以降で設計を手掛け、製作は2年生以下も含めた全員で進めるスタイルを取っており、キャプテンを務める先進工学部機械理工学科4年の尾崎大典さんは「1年生・2年生にどうやって楽しさを伝えていくかを意識して進めている」と話す。

 「昨年は設計でずいぶん泣いた。自分自身も悔しい思いをしたが、熱い指導をいただきながら実際に物を作る段階に入っていった。限られたヒューマンリソースでどう取り扱っていくかマネジメントするのが大変」と尾崎さん。作業は後半に入っており、「早く完成させて練習を重ねていきたい。新しい技術だけでなく、勝てる要素をたくさん盛り込んだ車両。相手チームには『徹底マークしてこい』と伝えたい」と意気込む。

 先輩からは楽しいだけでは世界で勝てないことから「知好楽」という言葉を教えとして受け継いだという。「学生プロジェクトとしてやっている以上、人間の成長が一番大事な部分だと思う。2年前のオーストラリア、昨年の秋田を経験して、いろいろな意味で成長できたと感じているので、自分自身の集大成にするとともに次の世代の成長を手助けできれば」と意気込む。

 「メンバーは朝から晩まですごく頑張っている。レースが終わって帰るまで安全にけがなく優勝して終われるようにしたい」とチームリーダーを務める工学部機械工学科4年の村田愛美さん。「かっこいい」という思いからチームに入ったという村田さん。「タフさではほかのチームにも負けないはず」とも。

 「床屋に行く暇もない」と話す監督を務める同大機械システム工学科の濱根洋人教授は「世界のレベルは高いが、今回はコンサバで世界一を狙う」と気合を見せる。

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