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自動車学校舞台に「電気自動車コンテスト」 中高生が手作り車両で競う

コースを走る「雷電」(写真提供=東京都市大学)

コースを走る「雷電」(写真提供=東京都市大学)

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 「エコ1チャレンジカップ 2019 ~中・高校生による手作り電気自動車コンテスト~」が8月24日、東急自動車学校(多摩市唐木田)で行われ、茨城県立波崎高校機械工作部が優勝した。

各チームが手作りの電気自動車で大会に挑んだ

 1998(平成10)年から2001(平成13)年、2011(平成23)年を除いて毎年行われている同大会。東急自動車学校を会場としたのは2012(平成24)年から。東京都市大学(世田谷区)と日産自動車の共催で、プロジェクトを題材とした「PBL(Project Based Learning)」の一環として、同大の学生が主体となって、ものづくりの楽しさなどを知ってもらおうと中高生を対象に行っている。今回は都内のみならず長野・茨城・埼玉など各地から集まった20チームが出場した。

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 レギュレーションで定められたバッテリーを使い、4輪教習コースとなっているスラロームをいかに早く安全に走って、10周し完走するかに加えて、車両のデザイン性なども評価した。クラブ活動や部活動の一環として参加しているところも多く、今年は15チームが完走。その中でも12分58秒という好タイムで完走した茨城県立波崎高校機械工作部の車両「雷電」が優勝に輝いた。優勝チームのメンバーは「先輩から受け継いだフレームを改良して使用した」と話し、昨年よりも軽量化するなど工夫したと明かす。「コーナーはもちろん、直線での加速力が一段と増した」とも。

 大会では車検や車両の品評など、さまざまな場面で日産の社員や公益社団法人自動車技術会関東支部のボランティアスタッフなどがサポート。実行委員会副委員長を務める同大機械工学科の白木尚人教授は「心強いパートナー。中高生の皆さんにとっても良かったと思う」と話す。

 会場が自動車学校ということもあり、「スピード一辺倒ではなく、曲がる、止まるという車の本来の性能を競うものになっている」と白木さん。昨年は完走を果たしたチームでも、パワーを上げたことで今年は力尽きてしまうなど、ものづくりの難しさが垣間見られる大会となった。「リタイアしたから駄目というわけではない。思った通りにならなくても試行錯誤し、次に結び付けることが大事」とも。

 大会は来年も行う方針で、白木さんは参加を目指す子どもたちに向け、「夏休みの最後なので、いい思い出になってくれたら。来年も会いたい」と呼び掛ける。

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