八王子で「MAKE: Tokyo Meeting」-ニコニコ技術部も連続参加

会場の一つなった体育館の様子

会場の一つなった体育館の様子

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 季刊誌「MAKE」日本語版を発行するオライリー・ジャパン(新宿区)は5月23日・24日、デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオ(八王子市松が谷)で「MAKE: Tokyo Meeting 03」を開催した。

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 イベントは同誌と連動したもの。アメリカの出版社「オライリー・メディア」は「MAKE」創刊当初の2005年から制作者や読者が参加するイベント「メーカーフェア」を開催。これを日本でもかたちにしようと、昨年4月に1回目のイベントを、その後昨年11月に多摩美術大学八王子キャンパスで、それぞれ開催した。

 今回は会場を同スタジオに移し、日程も2日間に延長。各ブースの展示や物販のほか、ハンダ付け競争や絡まったケーブルを1本ずつ解いていく「スピードケーブリング」など、屋外やステージを使ったパフォーマンス、海外からのゲストなどで大きく盛り上がった。

 動画サイト「ニコニコ動画」で活動する「ニコニコ技術部」は1回目から続けて登場。「ニコニコ技術部」はさまざまな作品を作っては動画を公開している人たちを総じて呼ぶ言葉で、特定の団体ではないものの、今回は20人を超える参加があった。

 会場で猫耳をつけた女の子が踊る姿を、同サイトの生放送チャンネル「ニコニコ生放送」で中継する企画も。動画へのコメント欄に「上」「左」などと入力すると、連動するウェブカメラが指示通り動く「ニコ生リモートカメラ」などを展示した。当日の模様の一部は、有志の手で既に同サイトに動画でアップロードされている。

 ニフティのサイト「デイリーポータルZ」の執筆陣もブースを構え、「YouTube風に見える三角の板」や遠くからふかんすることで実現した「グーグルストリートビュー風に見えるヒモ」など、同サイトらしいアイデアあふれる展示を行った。

 このほか、Googleの携帯向け基本ソフト「Android(アンドロイド)」の愛好者によるプレゼンテーションなど、コンピューターから電子工作、アートまで趣向を凝らした多彩な作品が会場に登場した。同誌編集担当の田村さんによると、今回の模様は今後発行の「MAKE」誌上で取り上げるという。

 次回開催は今年秋を予定。

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