「食堂 茶に花」が2月1日、複合施設「Piccolo Passo(ピッコロ・パッソ)」(八王子市大横町)1階にオープンした。
ピッコロ・パッソはいちょうホール通り沿いの八王子大横郵便局側に、昨年4月にオープンした。コインランドリー「Pashakara(パシャカラ)」、就労継続支援B型事業所「Piccolo Passo」を設ける。
「食堂 茶に花」はパシャカラとガラス扉を隔てた場所に、施設のオーナーを務める木村友哉さんが自ら出店した。「この施設を作ったのは、人が自然に流れる空間を作ることで、就労継続支援B型事業所の可能性を拡大させたいから。飲食を自分たちでやることで、ピッコロ・パッソの目的を潤滑に果たせるのではないかと思った」と話す。店名には「茶色い食べ物はおいしい」「お茶を楽しんでほしい」という思いに加え、スイーツで「花を添える」という意味も持たせた。1階にカウンター5席、2階にソファ席やキッズ席を設ける。
北海道名物の「ザンギ」をメインとした「茶に花 ザンギ 定食」(850円)や「丸ごとナスのはさみ揚げ定食」(900円)など定食を中心に展開。「全品ニンニクはカットしているので、安心して食べていただける」と話す木村さん。夜は酒のつまみになる3品を合わせた「晩酌おつまみセット」(450円)も用意するなど、「『ちょこっと飲み』を推していきたい」とも。
スイーツも充実させており、人気という「ラムレーズンスノーボール」(280円)やムラサキイモやココアチョコチップなどの味を用意した「chanihanaクッキー」(150円)などを展開。ドリンクメニューは、「キンモクセイの香りの緑茶」「しょうが玄米ほうじ茶」「さくらジャスミンティー」など力を入れているという紅茶に加え、日本酒なども取りそろえる。
近隣で働いている人に加え、親子連れなど幅広い層の利用を見込む。「夕方くらいから、0次会としてここでお酒を飲んで、1次会に向かう方もいる」と木村さん。定食メニューは総菜としてテークアウトできるようにしたほか、今後はスイーツの強化も図っていく方針で、早速、レアチーズケーキなどの新メニューや誕生日ケーキをはじめとしたオーダーメード商品などにも取り組んでいる。
営業時間は11時30分~21時。