京王プラザホテル(新宿区)が3月18日、京王プラザホテル八王子(八王子市旭町)や京王プラザホテル多摩(多摩市落合)を対象に長期滞在者向けの新プランを4月1日に始めると発表した。
西新宿にある京王プラザホテルでは、長期滞在を希望する客向けに「”暮らす”@theHOTEL」「西新宿ニューライフスタイル」の2商品を2月中旬に発売したところ、即完売したという。今回は新宿だけでなく、八王子、多摩も加え、各ホテル向けに長期滞在者をターゲットとした新プランを開発。八王子・多摩のそれぞれでは期間と客室タイプごとの室数を限定して提供することにした。
八王子の新プランは、「”暮らす”@theHOTEL in Hachioji」として、約20平方メートルで1人利用の部屋「スーペリアワイドシングル」と、約25平方メートルで2人まで利用できる「スタンダードクイーンダブル」の2つの客室タイプで展開する。「スタンダードクイーンダブル」は「スタンダードツイン」に変更することもできる。価格は「スーペリアワイドシングル」の場合、30連泊=15万円(1泊延泊=5,000円)、7連泊=4万5,500円(同6,500円)。「スタンダードクイーンダブル」は、30連泊=18万円(同6,000円)、7連泊=5万6,000円(同8,000円)。
多摩についても「多摩30連泊プラン」として、1人利用の「スーペリアシングル」、2人までの「スーペリアツイン」のそれぞれの客室タイプで展開。価格は「スーペリアシングル」が15万円(1泊延泊=5,000円)、「スーペリアツイン」が18万円(同6,000円)。
清掃は週2回行うほか、アメニティのシャンプーやリンス、ボディーソープの補充にも対応。レストラン・ラウンジでの優待に加え、ビジネス利用だけでなく余暇で過ごす人に向けて、八王子では7泊ごとに日帰り温浴施設「京王高尾山温泉/極楽湯」(八王子市高尾町)の利用チケット1枚を特典として用意するなど工夫する。そのほか、駐車場や会議室など館内施設の利用券を提供するプログラムも付ける。
新宿でも新たに「ホテル型サービスアパートメント 西新宿”快適”ステイ」と題した新プランを立ち上げることにしており、今回はそれぞれの施設で長期滞在者向けの施策を展開する。同社は「この長期滞在型の商品は新型コロナウイルスの感染拡大防止と目的とした緊急事態宣言の発令による外出や自粛要請により、自宅でのリモートワークが進む一方、都心にビジネスと暮らしの両方を兼ね備えた新たな活動の拠点を望まれる方が増えてきたことを受け造成したもの」と説明する。
今月22日より予約を受け付けており、提供室数は各部屋1日5室まで。八王子・多摩でのプランの利用期間は、6月30日宿泊分まで。