OMデジタルソリューションズ(八王子市高倉町)が6月25日、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN(オリンパス・ペン) E-P7」を発売する。
オリンパス(新宿区)のカメラの製造・販売など映像事業を担うため、昨年10月に設立された同社。現在は研究開発部門に加え、製品の販売統括部門も八王子に移転している。新会社移行後、カメラの新機種を発表するのは今回が初めて。
マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラで、「OLYMPUS PEN」シリーズとしては、2019年11月に発売されたモデル以来となる。ボディーはシルバーとホワイトの2色を展開。標準ズームレンズである「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」をセットにしたモデルも用意する。有効画素数は約2030万画素。ボディー内5軸手ぶれ補正を搭載。ボディーサイズは幅=約11.8センチ、高さ=約6.9センチ、奥行き=約3.8センチ。
ボディー前面のレンズ横には通常の撮影と、カラー・モノクロのプロファイルを切り替えられる専用スイッチを設けたほか、背面には下方向に180度、上方向に約80度動かせる下開きのチルト式モニターを搭載。自撮りをする際、レンズの下に向けたモニターで自分の姿を確認できるため自然な構えで撮影ができるという。
今回の製品について、同社は「『OLYMPUS PEN』シリーズの特長であるシンプルかつ上質さを徹底的に追求し、フロントとリアの各ダイヤルにはアルミ削り出しのパーツを採用するなど、細部のディテールまで作り込まれた端正で洗練されたデザイン」と説明。重量はボディー単体で337グラム、標準ズームレンズを付けた場合で430グラムで、「気軽に持ち歩いて軽快に撮影が楽しめるカメラ」とアピールする。
価格はオープンプライス。同日には、マイクロフォーサーズ規格対応のレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」(希望小売価格=17万6,000円)や、装着したままでも背面モニターを動かし、自撮りが可能という「E-P7」用ボディージャケット「CS-54B」(同6,188円)も発売する。