京王線・高尾山口駅前のホテル「タカオネ」(八王子市高尾町)で10月30日・31日、マーケットイベント「タカオネの市 『野市(のいち)』」が行われる。
ポップアップマーケットが開かれる「Mt.TAKAO BASE CAMP」
京王電鉄が手掛け、宿泊施設やイベントの運営事業を手掛けるR.project(千葉県鋸南町)が主体となって運営する同施設。高尾山口駅から徒歩1分の場所にある1990(平成2)年完工の旧ホテルをリノベーションし、7月17日に開業した。高尾山エリアの遊び方・過ごし方・泊まり方を提案する「活動ホテル」をうたう。
開業後、初の主催イベントという今回の催し。当日は「高尾の楽しみが もっと広がる」をうたい、マーケットやワークショップなどさまざまな企画を用意する。
1階「NAKA-NIWA」では、同施設内でもアウトドア用品の中古販売などを扱う「UZD」や八王子発のアウトドア商品などを扱うオンラインショップ「コンナヨルニワ」、高尾ビール(下恩方町)、カフェ「TAKAO COFFEE(高尾コーヒー)」(高尾町)などが出展するマーケットを展開する。
京王電鉄は「タカオネ内『STORE』で人気アウトドアギアリユース品販売の規模を拡大して展開するほか、高尾や八王子で活動する地元ブランドやアーティストの方々にも出店いただき、アウトドアガレージブランド製品や工芸品、書籍など、さまざまなアイテムを用意している」と説明。「モノや時間の魅力を最大限に引き出し大切に向き合うこともアップサイクルだと捉え、高尾の魅力・アウトドアの魅力を発信していく」とも。
「NAKA-NIWA」では、スタッフがまき割りや火の起こし方をレクチャーするたき火講座などを行うほか、同所と施設内「街のテラス」では陶芸、革細工、和紙すき、パラコード編みなどのワークショップを行う。高尾山頂近くにある「高尾ビジターセンター」の出張所も設ける。
今後、同施設は高尾山口駅から徒歩約3分の場所に2019年にオープンした、ゲストハウスとカフェバーを兼ね備える「Mt.TAKAO BASE CAMP(高尾山ベースキャンプ)」(高尾町)と業務提携を進めるという。これを受け、「Mt.TAKAO BASE CAMP」が主催する「ムササビ観察ナイトハイキング」「ファミリートレイルラン体験」などのアクティビティープログラムを今回のイベントに合わせて行うほか、同所を会場に「Salomon(サロモン)」などのアウトドアメーカーによるポップアップマーケットも開く。
開催時間は9時~16時(たき火講座のみ17時30分まで)。