「八王子環境フェスティバル」が6月5日、八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)や八王子駅南口のペデストリアンデッキ「とちの木デッキ」で行われる。
1991(平成3)年に行われた「川と親しむ市民の集い」を起源とし、今回で27回目を迎える同イベント。多くの人に環境保全への関心や理解を高めてもらおうと、6月が「環境月間」であるのに合わせて行われている。2020年と昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ユーロードでの開催を中止したことから、同所での開催は2019年以来、3年ぶり。前回は約5万6000人が来場した。
テーマは「はちおうじの環境をみる・きく・考える」。当日は市内の企業や団体、大学、行政など50以上のブースが設けられ、環境に関する展示などを行う。ユーロードの旭町エリアでは、昨年11月に高尾・浅川エリアで観察できる100種類の野鳥をまとめたポケットサイズの図鑑「見る!聞く!歩く! 高尾・浅川野鳥図鑑」(揺籃(ようらん)社刊)を発刊するなど、野鳥保護に関する活動を行っている市民団体「八王子・日野カワセミ会」などが出展する。
中町エリアにはトヨタ自動車系列の専門学校「トヨタ東京自動車大学校」(八王子市館町)など、横山町エリアには中野町に「八王子キャンパス」を置く工学院大学などが登場する。工学院大学はオーストラリアで2年に1度行われる世界最大のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)」などに出場したソーラーカーに関するブースや、スライム作りの体験ブースを設ける。
横山町公園(横山町)や「とちの木デッキ」では、ステージを使ったイベントも行われる。横山町公園のステージでは、八王子のご当地ヒーロー「転成合神(がっしん)ゲンキダーJ」によるショーなどを行うほか、プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」の専属チアリーダー「Raily's(レイリーズ)」がパフォーマンスを披露する。
ブースを回りながら、クイズに答えるワードラリーも行う。旭町・横山町・「とちの木デッキ」の各所に設けられる本部で専用シートを配布。6カ所のブースで言葉を集め、ゴールした先着1600人に景品を進呈する。
開催時間は10時~17時。雨天決行。