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3年ぶりの「八王子まつり」、開催概要発表 ほぼ例年通りの規模で実施へ

今年の「八王子まつり」の公式ポスター(中央)、観光誘致ポスター(左)と手ぬぐいのデザイン

今年の「八王子まつり」の公式ポスター(中央)、観光誘致ポスター(左)と手ぬぐいのデザイン

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 八王子市が7月13日、多摩地区最大規模の山車(だし)まつり「八王子まつり」の開催概要を発表した。

開催概要を発表する石森市長

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 八王子まつり実行委員会が行う同祭り。甲州街道(国道20号)をメイン会場に山車やみこし、民踊流しやパレードなどさまざまな催しを行う。2020年と昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、2年連続で中止した。今年は8月5日から3日間の日程で行う予定。

 祭りの詳細は、同祭り会長を務める石森孝志八王子市長が記者会見を開き発表した。初日の5日は、氷彫刻を作る全国の「司厨士(しちゅうし)」による「氷の彫刻展」や八王子芸妓が踊りを披露する「宵宮(よいみや)の舞」を行う。

 2日目の6日は、一斉に太鼓を演奏する「関東太鼓大合戦」や民踊流し、八王子の西半分を鎮守する多賀神社(八王子市元本郷町4)を中心とした「上地区」と東の総鎮守・八幡八雲神社(元横山町2)を中心とした「下地区」による山車の合同巡行など、最終日の7日は山車が勢揃いする「山車八幡大辻合わせ」や「山車年番送り」などを行う。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年行っている多賀神社と八幡八雲神社の宮みこし渡御(とぎょ)は参加者が密集する恐れがあることから行わないほか、八王子市と海外友好交流都市で協定を結び、これまで同祭りの際にはパフォーマンスを披露してきた台湾・高雄市などは今回参加しない。そのほか、各所に設けられる露店ではアルコール類の販売は行わないという。

 3日間で約70万人が来場する同祭り。「かなりの方に来てもらえると思っている。前回の2019年と同じくらいの規模で来てもらえるのでは」と石森市長。コロナ禍ということもあり、「道路上に歩道を設けるなど人ができるだけ分散するようにする。祭りを運営する皆さんもその辺は頭に入れて、対策を講じてもらえると思っている」とも。

 石森市長は「2年間、コロナの影響でやむなく中止となり、3年ぶりの開催になる。私自身、必ず実現したいと思っていた。関係者の皆さんからは長く祭りを行わないとさまざまな継承の面で問題になるという話があった。市民も八王子まつりを開催したいという強い思いがあった」と説明。東京都では新型コロナウイルスの感染者数が急増していることから、「まん延防止等重点措置などが出されれば祭り自体にも影響は出る」としながらも、「その動きがない限りは行いたい。感染対策を講じる中、開催するためにいろいろな準備を進めている。必ず開催できると思っている」と意気込む。

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