多摩地区最大の山車祭り「八王子まつり」の開催中止を受け、現在、「上地区・下地区山車巡りクイズ」などさまざまな代替企画が展開されている。
甲州街道(国道20号)をメイン会場に山車やみこし、民踊流しやパレードなどさまざまな催しを行う同祭。今年は8月13日から15日まで開催する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に中止した。同祭の中止は2年連続になる。
同祭実行委員会は今月12日、祭りの見どころなどを紹介する動画を同祭の公式サイトで公開した。動画では、各町会それぞれの山車の特徴を多賀神社を中心とした「上地区」と八幡八雲神社を中心とした「下地区」に分けて紹介するなどしている。
同サイトでは、「祝・日本遺産認定記念 八王子まつり『上地区・下地区山車巡りクイズ』」も行っている。祭りの期間中に行われる恒例イベントで、街なかを巡って朱印を集める「山車會所めぐり」に代えて企画した。クイズでは、各町会の山車に関する問題を出し、全20問を正解した人の中から抽選で300人に同祭のオリジナルグッズを進呈する。
多摩信用金庫八王子中央支店(八王子市八日町)では今月10日から、今年の同祭のポスターや手拭いのデザインを展示している。ポスターは日本工学院八王子専門学校(片倉町)の、手拭いはサレジオ工業高等専門学校(町田市)の、それぞれ協力を得て、両校の生徒が課題としてデザインした。今回はポスターと手拭いそれぞれの最優秀賞作品と併せて最終選考に残った作品も紹介する。
「上地区・下地区山車巡りクイズ」、ポスター・手拭いの展示は、いずれも9月10日まで。