八王子楽彩事務局は8月6日、高尾山薬王院など市内各所でぬり絵ハガキ「八王子楽彩(らくさい)」の販売を開始した。
同商品は下絵が描かれている絵ハガキ部分と水彩絵の具、パレットが一つになったもの。水筆を使ってパレットに絵の具を溶き、下絵の上にぬり絵の要領で色を入れる。彩色が終わった後は絵ハガキ部分を切り離すことで、そのままポストに投函することもできる。こうした「ぬり絵ハガキ」は全国的にも珍しく、九州・大分県の湯布院に続き2カ所目、東日本では初めての試みだという。
八王子に新しい土産をと市民レベルで企画された同商品。八王子商工会議所や八王子観光協会が協賛し、市も写真の提供などを行った。ぬり絵のモチーフには高尾山薬王院(八王子市高尾町)やケーブルカー、エコーリフト、高尾山山頂など高尾山周辺のほか、市内最大の夏祭り「八王子まつり」で引かれるだしや八王子市夕やけ子やけふれあいの里(上恩方町)、小田原に本拠を置いた北条氏が建てた城として知られる八王子城址(元八王子町3)の曳橋なども使用。計15種類を用意した。今回の発売に「三ツ星観光地・高尾山の新たな発信に期待を寄せる」と黒須隆一八王子市長。
絵ハガキは1枚200円。ハガキ4枚と水筆をセットにした「八王子楽彩セット」は1組1,000円。 八王子商工会議所、八王子観光協会のほか、高尾山ケーブルカー「高尾山」「清滝」のそれぞれの駅、高尾山薬王院、八王子市夢美術館(八日町8)、八王子市夕やけ子やけふれあいの里で販売。各種イベント会場でも扱う予定。