多摩産のオリジナルクラフトビール「たまのごほうびーる」が12月9日・10日、セレオ八王子北館(八王子市旭町)2階の八王子・多摩地域のアンテナショップ「はちまるステーション」で販売される。
数量限定で販売される同商品。小比企町に農園を持つ中西ファームが生産した「八王子ショウガ」と八王子の山間で採蜜を行っている「みつばちファーム」(あきる野市)の蜂蜜を使ったビールで、醸造は「26K Brewery」(武蔵野市)が行った。
商品名には多摩地域のほか、「自分への『たま』のご褒美」「日常に少しでも彩りを添えることができるような心あた『たま』るビールでありたい」という思いを込めたという。ベルギー南部が発祥とされる「セゾン」と呼ばれるビールのスタイルをベースにし、ラベルは多摩動物公園に隣接する、みはらし公園(日野市南平)からの景色をイメージした。
JR東日本八王子支社の協力の下、「セレオ八王子」などを運営するJR中央線コミュニティデザイン(小金井市)と商業施設「グランデュオ」などを手がけるジェイアール東日本商業開発(立川市)が協働し作った。
両者は中央線の沿線価値向上や新事業創出を目的に「C-Legend(シーレジェンド)」と題したプロジェクトを発足。昨年は日野市産リンゴを使用したクラフトビール「たまには」を開発・販売し完売した。今回はそれに続くものとなる。10月には沿線外の人にもアピールしようと、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を利用したクラウドファンディングも行った。
広報担当者は「それぞれの強みやノウハウを生かしながら沿線や多摩地域にこだわったクラフトビールの開発に着手した」と説明する。「ビールらしいビールが苦手な方でも楽しめる、いつもとは一味違うプレミアムなクラフトビール」とも。
12月14日・15日にはグランデュオ立川(立川市)でも販売する。価格は1,100円。販売は売り切れ次第終了。