JR東日本八王子支社(八王子市旭町)が2月11日・12日、「鉄道開業150周年記念企画!中央線 運転士・車掌・駅員お仕事体験ツアー」を開く。会場は豊田運輸区(日野市東平山3)。
鉄道開業150周年を記念して行う同イベント。乗務員が実際に訓練で使っているシミュレーターで運転士や車掌の体験などを行うもので、今回は体験時間が約75分の「スタンダードコース」と約105分の「ランクアップコース」を用意する。同社広報担当者は「ランクアップコースは、より深く鉄道の仕事を体験したいお子さま向け」と話す。
スタンダードコースは、中央線・東京~高尾間の実際の走行映像を使ったシミュレーターで約25分間にわたって運転を体験する「運転士体験」、ドアの開閉やマイク放送などの操作を体験する「車掌体験」、駅員が使う「フライ旗」やマジックハンドなど道具の使い方、1日の仕事についての解説を受ける「駅のお仕事体験」を用意する。参加者には体験記念証を進呈する。
ランクアップコースは「運転士体験」「車掌体験」「駅長体験」を用意。「運転士体験」では、スタンダードコースの内容に加え、運転士に必要な「動力車操縦者運転免許」の試験課題にある速度目測や速度調整に挑戦できるという。参加者には豊田運輸区長からイベント特製の運転免許証を進呈する。
「車掌体験」ではスタンダードコースの内容に加えて、車内放送の録音も行い、後日、録音した音声を実際に車内で放送するという。「駅長体験」の内容は駅長の制服を着ての任命式や点呼、構内の巡回や豊田駅での構内放送など。参加者には豊田駅長が特別任命証を進呈する。
ツアーは昨年7月に開催して以来、今回で2度目となる。「ぜひ駅長や乗務員体験を通し、特別な時間を過ごしてほしい」と担当者。
スタンダードコースの開催時間は、1回目=9時~10時30分、2回目=11時~12時30分。ランクアップコースの開催時間は14時~16時。以上、小学3年~6年までの子ども1人と18歳以上の保護者1人の2人1組を対象に、各日・各時間帯3組まで募集する。参加者には「思い出体験シート」と体験記念証、鉄道開業150年記念グッズの「付せん手帳」を進呈する。
参加費は、スタンダードコース=1万2,800円、ランクアップコース=1万9,800円。要事前申し込み。JR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で販売する。販売開始は1月26日12時から行う予定。