JR東日本八王子支社（八王子市旭町）が3月、「お仕事体験ツアー」「メモリアルフォト」などの親子向けイベントを開く。

「お仕事体験ツアー」では、ドアの開け締めや車掌シミュレータ、避難用はしごでの降車などを体験

　鉄道開業150周年記念企画の一環。3月21日は「春休み先取り！現役の車掌と一緒に1日お仕事体験ツアー！」を開く。会場は八王子運輸区（八王子市旭町）と豊田車両センター（日野市東平山3）。

　当日は車掌が実際に訓練で使っている「車掌シミュレータ」を使って、中央線の好きな区間の映像とともに車内放送やドアの開け閉め、発車予告ベル体験などを行う。「絶対に起きられる」とうたう「自動起床装置」体験、車掌が普段持ち歩いている道具の紹介、特急列車の車内などで使っている車掌用きっぷ発券機の操作体験なども行う。同社の「211系」電車を使って、実際の車両のドアの開け締めや車内放送、好きな行き先の表示なども体験できる。

　中央線で車掌をしている八王子運輸区の社員と車両整備を行っている同センターの社員が、車掌が一人前になるまでの1日を体験できるイベントを開催したいという思いで企画した。同社広報担当者は「春休みを一歩先取りした思い出づくりにぜひ参加してほしい」と話す。開催時間は12時～16時。対象は小学生と18歳以上の保護者で、募集人数は4組8人。参加費は、1組2万円。要事前申し込み。販売は2月27日12時から行う予定。

　3月25日・26日には豊田車両センターで「メモリアルフォト」イベントを開催する。当日は「E233系」電車の運転台や客室、検修庫などの撮影ポイントを順に巡って、親子で記念写真が撮影できる。撮影できる電車は「E233系」のほか、「209系1000代」と「211系」。ランドセルや卒業証書など撮影に必要な小物を持ち込むこともできる。

　「人生の節目に電車と一緒に写真を撮って思い出を残したいという社員の思いから生まれた撮影イベント」と担当者。「卒業、入学、誕生日など特別な時を写真に残してみては」とも。開催時間は両日とも9時30分～12時、13時30分～16時。募集人数は32組で、12歳以下の子どもと18歳以上の保護者を含む家族が対象。参加できるのは1組最大5人まで。参加費は1組1万2,000円。要事前申し込み。販売期間は3月2日12時～同16日12時。

　両商品はそれぞれJR東日本が運営する通販サイト「JRE MALL」で販売する。