東京都が3月1日、スマートフォン向けに高尾山頂に向かう登山道の情報を今月25日から提供すると発表した。
1967(昭和42)年、「明治の森高尾国定公園」に指定された高尾山一帯。山頂域は都が管理している。
今回は山麓から山頂へと至る、1号路~6号路の7つの登山道についての情報をスマートフォンで見られるようにする。各登山道の紹介に加えて、360度カメラで撮影した画像を使ってルートを案内する。
麓にある「総合案内図」には今後、QRコードを設置する予定。スマートフォンをかざすことで、目的に応じた登山道が選べるようになるという。4号路を除く登山道の途中にある案内板も活用し、拡張現実(AR)を使って、生息する一部の野鳥などの動画を見られるようにする。
今月25日・26日は、山頂にある高尾ビジターセンター(高尾町)で、利用した感想などについてのアンケートを行う。回答した人各日先着300人には間伐材で作ったコースターを進呈する。アンケート実施時間は10時~15時。
情報にはウェブブラウザを使ってアクセスできる。現時点で「稲荷山コース」は工事中のため、利用については別途知らせるという。利用無料(通信料は利用者負担)。