京王電鉄が4月29日、「令和5年5月5日 GO!GO!5000系記念入場券」の販売を始める。
「令和5年5月5日」と5が並ぶことを記念し、駅係員が企画・発案した。京王線の初代5000系車両と、座席指定列車「京王ライナー」などで使っている現在の京王5000系車両をデザインした台紙に入場券を付ける。
台紙はA5サイズで、京王八王子のほか、新宿・橋本・渋谷・吉祥寺の各駅の大人入場券5枚と、5月5日が「こどもの日」であることから「5000系」をモチーフにした「しんごくん」など同社が展開するオリジナルキャラクター「けい太くんと仲間たち」のパズルをセットにする。入場券の有効期限は、5月5日~8月31日。
初代と現在のそれぞれの5000系車両の写真は同社社員が撮影したものを使う。入場券の日付や券番号の数字は現在の5000系車両のナンバーで使っている書体でデザインするなど全ての制作工程を駅係員が手がけたという。
初代5000系車両は1963(昭和38)年に導入し、1996(平成8)年に引退した。現在、車両は同社が運営する鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)で展示している。現在の5000系車両は「京王ライナー」の運用開始に合わせて、2017(平成29)年に導入された。
京王線・井の頭線の各駅で同日7時に販売を始める。価格は650円。準備数は7000セット。