京王電鉄が4月15日、「京王線開業110周年 記念乗車券」の販売を始める。

4月15日から110周年記念ロゴを付けた車両の運行も始める

　同社は1913（大正2）年4月に笹塚～調布間で電車、新宿～笹塚・調布～府中～国分寺間で路線バスの営業を開始した。今月15日で電車・ 路線バス開業110周年を迎えることから、1年間にわたってさまざまな記念イベントなどを予定し、今回の記念乗車券はその第1弾企画となる。

　笹塚・下高井戸・柴崎・調布の各駅から大人250円区間のD型硬券乗車券4枚をセットにする。乗車券の有効期限は9月30日まで。台紙には歴代の車両の写真や開業から110年間の歩みを掲載した。

　表紙には110周年を記念して制定したロゴマークも載せた。同社は今回のロゴマークについて、「皆さまに感謝の意を表すとともに、安心、信頼そして笑顔を未来につないでいく思いを線路の形状に込めた」と説明する。

　京王多摩センター・高幡不動・調布・桜上水・明大前・新宿・渋谷の各駅の窓口で販売する。販売は15日の始発から。販売部数は合わせて3500部。12日12時から山口証券印刷（千代田区）が展開する通販サイト「きっぷと鉄こもの」で先行販売も行う。販売部数は500部。どちらも購入は1人2部まで。価格は1,000円。

　今月15日からは、110周年の記念ロゴのヘッドマークを付けた車両1編成を用意し、1年間にわたって京王線全線で運行するという。