八王子市内で11月18日・19日、工場や工房を見学・体験できるイベント「八王子オープンファクトリー2023」が行われる。主催は、八王子市、日本コンベンションサービス(千代田区)。
ミニチュア・ドールハウス作家の谷本朋子さんのアトリエも参加する
伝統工芸をはじめ、さまざまな技術を持つ八王子市内の工場や工房を知ってもらおうと企画した同イベント。
今回は市内12の工場や工房が参加する。八王子生まれの「東京こけし」を製造する大蔵木工所(八王子市元横山町3)では、こけしの製造の様子を見学した後、木材削りや、こけしの絵付け体験を用意する。開催時間は両日共=10時、14時の2回。料金は、「小こけし」=1,100円、「大こけし」=1,700円。
手作り家具の製作技術を学べる「八王子現代家具工芸学校」(左入町)は、高尾599ミュージアム(高尾町)を会場に、廃棄処分される家具や、山などで出た廃材を使ったクリスマスツリー作り体験を用意する。定員は両日共40人。開催時間は両日共=10時~14時30分。料金は2,000円。
藤本染工芸(元横山町1)では、型紙を使った染め物「手差し型染」でしおりやはがきを作る体験を用意する。ミニチュア・ドールハウス作家の谷本朋子さんが主宰する「ミニチュアドールハウス RU*NA(ルナ)」(高尾町)では、ミニチュアサイズのジュース模型製作体験を用意する。
市の担当者は「工場の油の匂い、材料や製品の手触り、職人の技の見学など、現場を訪れ五感で体験してもらい、地元の魅力を発信したい」と話す。
一部の体験プログラムの参加には事前予約が必要。