JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は9月26日、高尾駅(八王子市高尾町)で都心から成田空港へ向かう特急車両「成田エクスプレス」の車両展示会を行う。
成田エクスプレスは東京近郊の主要都市と成田空港の間を結ぶ特急列車。1991年3月に運行を開始し、現在、高尾駅を始発とした中央線経由の列車が1日に2回運行されている。
現在の車両は運行開始当初から用いられているもので、新型車の導入は今回が初めて。6両編成で22本分にあたる計132両を新たに製造。八王子駅が開業120周年を迎えた今年8月11日には、駅ホームを使って先行展示が行われた。
新型車両は車椅子の人でも利用可能な大型トイレの設置やホームとの段差の縮小、数カ国語を使った案内表示など、ユニバーサルデザインを多く取り入れたほか、出入り口や荷物置き場には監視カメラを設置。特に出入り口付近の荷物置き場には盗難防止用の鍵を設置するなど、セキュリティー面の向上も図った。
「空港アクセス特急に相応しい機能とデザインを兼ね備えるとともに、乗り心地や車内設備を充実させて更なる快適性の向上等を図り、お客さまに高く評価いただける車両を目指している」とJR東日本。
今回の展示会は10月1日からの新型車両導入を前に企画したもの。当日は新型車両6両を駅構内に展示する予定。展示会は1回目=12時15分~13時15分、2回目=13時30分~14時30分、3回目=14時45分~15時45分の計3回行う予定で、定員は各回200人。それぞれ参加には事前の申し込みが必要で、応募者の中から抽選を行う。応募締め切りは今月11日。