そごう八王子店で「金沢・能登のれん市」-3年かけ交渉した店も

「あめの俵屋」の「じろあめ 壺入り」(1,050円)

「あめの俵屋」の「じろあめ 壺入り」(1,050円)

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 そごう八王子店(八王子市旭町)8階の大催会場で9月9日、「金沢・能登のれん市」が始まる。

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 同展は「加賀百万石」ともいわれる石川県の食品や工芸品などの特産品を一堂に集めるイベント。年に1回のペースで実施しており、今回で4回目。「これまでで最大の58社の『味』と『技』をご紹介する」と同店。

 今回の目玉は以前から出店を依頼していた「名店中の名店」の登場。中でも、今回初出店となる「あめの俵屋」(石川県金沢市)は創業170年を超える金沢で最も古い飴屋として知られ、長い間出店を依頼し続けてきた。「『あめの俵屋』さんはなかなか首を縦に振ってくださらず、3年前から現場担当者と当店店長が毎回金沢に行き、出店のお願いをし続けた」と同店広報の吉田さん。「こちらの気持ちをわかっていただけたのか、今回やっと出店をOKしてくださった」(同)。

 金箔を使った箔工芸の店として知られる「箔一」(金沢市)も長い時間をかけて交渉。「金沢箔掛軸 赤富士」(10万5,000円)などを抱えて、今回初めて登場する。「お願いし続けてきた店がやっと出店をOKしてくださったので、担当者の気合いはかなりのもの」と吉田さん。

 ほかにも、今回は米粉をベースに大納言を巻いたロールケーキ「米粉のニコニコロール」(1,260円)などが名物となっている「パティスリーサンニコラ」(石川郡野々市町)が初出店するなど、スイーツにも力を入れる。「金沢と言えば和菓子ということで、スイーツ系がいつも少なかった」と吉田さん。「物産展の夕方のお客さまはOLさんが多くなっているので、そのOLさんに合わせて今回洋菓子店に力を入れた」(同)。

 期間中、11時30分~17時の間はイートインスペース「加賀茶寮」も展開。「近江町市場寿し」(金沢市)がすしや丼などを合わせた「百万石セット」(1,391円)を提供するなど、本場の味をその場で楽しむことができる。

 イベント初日の9日には「2009ミス百万石」の寺田恵利子さんが来店。加賀野菜太を先着200人に進呈する。開催時間は10時~20時(最終日は16時まで)。今月15日まで。

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