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「八王子学生CMコンテスト」中央大生に最優秀賞 しり取りを題材に制作

写真左から中央大学「めりっと」の佐川峻太郎さん、中西渉さん、遠藤颯さん、山中媛乃さん

写真左から中央大学「めりっと」の佐川峻太郎さん、中西渉さん、遠藤颯さん、山中媛乃さん

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 「八王子学生CMコンテスト」の上映会と授賞式が2月4日、八王子市学園都市センター(八王子市旭町)で行われた。

最優秀賞に選ばれた「八王子しりとり」のワンシーン

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 大学コンソーシアム八王子(旭町)が主催する同コンテスト。大学生や専門学校生などを対象に、昨年4月から「八王子で暮らす」をテーマに30秒のCM作品を募集した。今回は同団体に所属する大学や専門学校に通う学生など、14校から40作品の応募があった。

 当日はCMを制作した学生が見どころなどを紹介した上で作品を上映した。電通クリエーティブディレクターの岡野敏之さん、「J:COM(ジェイコム)」多摩事務所拠点長の大和毅さん、初宿和夫八王子市長が特別審査員、東京造形大学造形学部の粟野由美教授らによる同コンテストワーキンググループが審査員を務めた。

 審査の結果、中央大学の「めりっと」が制作した「八王子しりとり」が最優秀賞に選ばれた。そのほかの受賞作品は以下の通り。審査員賞=多摩美術大学・奥山樹生さんの「夢へ」、多摩大学・大林愛礼さんの「八王子列伝 ~冒険者の記憶~」、日本工学院八王子専門学校21班の「東京の真ん中で、自然をのむ」、特別賞=帝京大学・北村渓太さんの「八王子にて。」、工学院大学新聞会の「やっぱ八王子じゃなきゃ。」、八王子市長賞=東京都立大学・海老澤元さんの「ニャンて素敵(すてき)な街、八王子。」。

 取材を含めて1カ月かけて作品を作ったという「めりっと」の代表で中央大学国際情報学部3年の佐川峻太郎さんは「率直にうれしいし誇らしい。八王子の魅力を伝える側として、しっかりと堂々としていきたい」と意気込む。

 岡野さんは今年の作品を振り返り、「得点差で表現するなら僅差の中に何作品も入っている接戦だった。最優秀賞に選んだ作品は、いくつかの情報を30秒の限られた時間の中でどうやって伝えるかというところで、しり取りを選び、最後に『ん』で終わるというオチもあった。構成がうまくできていたところが勝負を分けた。一般的に良いと言われるものよりは、個人の視点で自分が愛せるものをテーマに捉えると、より作品づくりに参加するのが面白くなるのではないか」と話す。

 初宿市長は「制作を通じて八王子の魅力に触れ、再発見し身近に感じてもらいたいという思いで毎年開催している。作品を見て、皆さんの新鮮な視点で切り取ってもらえたと思う」と話す。

 「市長に就任して1週間だが、その前は東京都の報道担当で、CM作りに携わったり知事の記者会見のアシスタントを務めたりしていた。コロナの担当だった時は、緊急事態宣言下で外に出られない中、ユーチューブやティックトックなどを使って、テレビを見ない世代の方にどうやってコロナについて伝えるか試行錯誤した。そんな過去のことも振り返りながら、皆さんの作品を見た。非常に素晴らしい作品だった。卒業して終わりではなく、これからも八王子の魅力を発信していただきたい」とも。

 受賞作品は、国道20号・横山町交差点にある街頭ビジョン「YY VISION」(横山町)で上映するほか、3月17日~23日の間は新宿駅東口にある「ユニカビジョン」でも上映予定。

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