京王電鉄が7月25日、列車1両貸し切りプラン「京王ライナー個室プラン ~走る実験室~」の販売を始める。
同社では今回、土曜・休日限定で運行する5000系車両を使った座席指定列車「京王ライナー」と「Mt.TAKAO号」の一部を対象に、先頭車両を貸し出すプランを実証実験として行う。
乗車可能人数は1人~39人。事前に希望日と希望する列車、乗車予定人数、企画内容をまとめたメールを同社団体受付担当に送り、日程など調整を行った上で、同社が「個室プラン座席指定券証明書」を交付する。企画の内容によっては利用できないほか、営利目的の撮影、車両破損や運転に影響が出る企画などは受け付けない。8月17日乗車分から申し込むことができ、乗車日の2カ月前から3週間前まで受け付ける。
学校行事での団体移動や家族での貸し切りなどを想定し、鉄道係員の制服の貸出などオプションメニューも用意する。
同社広報担当者は「『お客さまに車両を使った企画を検討いただき、京王ライナーをもっと身近に、価値をお客さまと共に高めていく』をコンセプトに『京王ライナー』『Mt.TAKAO号』における目的地までの移動時間を、お客さまのニーズに合わせてお楽しみいただくために企画した」と説明する。
料金は4万円。キャンセルは乗車日の2日前まで可能で、以降はキャンセル料がかかる。別途、乗車人数分の運賃が必要。