京王電鉄が11月1日、オフピーク時間帯に運行する座席指定列車「京王ライナー」の座席指定料金割引を始める。
京王ライナーは、2018(平成30)年2月に運行を始めた有料座席指定列車。京王5000系車両を使い、京王八王子~新宿間と相模原線・橋本~新宿間で運行する。乗車時には運賃のほかに、座席指定料金が410円かかる。
今回は11月29日までの期間限定で、平日5時台・9時台に京王八王子・京王多摩センター・橋本の各駅を発車する上り列車と、同16時台・17時台に新宿駅を発車する下り列車の座席指定料金を300円にする。
今回の割引について、同社広報担当者は「オフピーク時間帯の通勤・通学などを後押しするほか、よりお得に京王ライナーの快適さを実感していただくため」と説明する。同社は7月に土曜・休日限定で京王ライナーの1両を貸し切ることができるプランを実証実験として始めるなど同列車について、さまざま施策を展開しており、「今後ともお客さまのご利用状況などを踏まえ、京王ライナーのさらなるサービスの向上・拡充を検討していく」と話す。
座席指定券は、販売サイト「京王チケットレスサービス」のほか、空席がある場合のみ運行当日も専用券売機で販売する。割り引きの対象となる列車から対象ではない列車に乗車変更をする場合は払い戻しをした上で、座席指定券を再度購入する必要がある。座席指定券を事前に購入せずに列車に乗った場合は通常時と同様に車内で700円を払う。