
京王電鉄が2月14日、京王線・井の頭線などのダイヤ改正を3月15日に行うことを発表した。
京王線は平日朝や日中で列車種別の見直しを行い、一部を特急・急行列車に変更する。高尾山口7時20分発新宿行きは急行から特急に変えることで高尾線各駅から乗り換えなく新宿まで行けるようになるという。京王八王子7時38分発新宿行きは区間急行から急行に変更することで、所要時間を8分短縮する。
相模原線は、京王多摩センター7時44分発新宿行きを急行から区間急行に変更する。京王多摩センター8時8分発の特急新宿行きは、橋本7時58分発に変更した上で、新宿への到着時刻を8時51分に1分短縮する。
日中の特急列車は、最速の所要時間を京王八王子-新宿間で約1分、新宿-京王八王子間で約2分短縮し約41分にする。八幡山で通過待ちをしていた快速列車は、上りは新宿、下りは調布まで先行して運転することで利便性の向上を図る。混雑緩和を目的に新宿発の優等列車は全て10両編成に変更する。
京王新線は都営新宿線へのアクセス強化のため、平日10時~16時30分の間、新線新宿-笹塚間の上下線で運行本数をそれぞれ8本増やす。土曜・休日も同様に9時50分~10時10分、17時40分~18時の間で列車を増発する。井の頭線では、平日朝に渋谷行きの急行列車を2本増発するほか、土曜・休日は運行間隔を短縮し、上りで6本、下りで5本の列車の増発を行う。最速所要時間も吉祥寺-渋谷間で約1分短縮する。
有料座席指定列車「京王ライナー」については、平日で京王八王子8時46分発新宿行き、橋本8時14分発新宿行きの2本を増発するほか、高尾山口6時30分発新宿行き、新宿22時30分発高尾山口行きを新設する。
同列車の京王多摩センター9時54分発新宿行きは、橋本9時37分発に変更した上で、新宿までの所要時間を4分短縮する。新宿発橋本行きは京王多摩センターで各駅停車に乗り換えられるようにする。
土曜・休日は新宿発橋本行きを3本、同高尾山口行きを1本増発する。現在、新宿9時発高尾山口行きとして運行している「Mt. TAKAO 1号」は「京王ライナー 63号」にし、府中・分倍河原・聖蹟桜ヶ丘・高幡不動・北野・めじろ台・高尾の各駅に停車させる。期間限定で販売していた「こどもといっしょ割 座席指定券」は土曜・休日のみ通年販売する。
新ダイヤの各駅の時刻表は、今月下旬から同社ウェブサイトで公開する。