
「装いの庭EXPO '25」が2月23日・24日、東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3)と同施設前の広場「えきまえテラス」(旭町)で初開催される。
日本の繊維を使ったデザインやものづくり、情報発信などを行っている「装いの庭」(山梨県都留市)が主催する同イベント。今回は日本の繊維技術やテキスタイル文化などを紹介するため布に特化したイベントを行う。
東京たま未来メッセには、テキスタイルデザイナーや全国にある繊維工場など91組が出展する。八王子からは奥田染工場(八王子市中野上町1)、澤井織物工場(高月町)、佐藤ニット(大横町)などが参加する。
会場では出展するデザイナーや企業を「職人と向き合う」「産地と向き合う」「工場を背負って時代・市場と向き合う」など7つのテーマに分けて紹介する。24日には美術家の力石咲さんが子ども向けのイベント「毛糸玉モンスターをつくろう!」を行うなどさまざまなワークショップも開く。
「えきまえテラス」は入場無料のエリアとして展開する。クラフト作家の作品販売や廃材を使ったアート作品の展示、子ども向けワークショップの開催などに加え、ライブなどステージを使ったイベントを行う。
イベントを企画した「装いの庭」の藤枝大裕社長は「長年、さまざまな企画を通して、繊維のものづくり・デザインの可能性を探ってきた私が日本の繊維技術やテキスタイル文化の隠れた魅力・文脈に光を当てることを目指して立ち上げる今回初開催となるイベント。個性豊かな作り手の作品を実際に手に取って、買い物を楽しむなど、さまざまなコンテンツを通して、当たり前のように身近にある布の奥深さ、布づくりの現場での挑戦や探求をお届けする」と話す。
開催時間は、23日=14時~18時、24日=10時~17時。東京たま未来メッセへの入場にはチケットが必要。料金は、前売り=1,000円、当日=1,500円。中学生以下無料。前売り販売はイベント公式ウェブサイトと、チケットぴあ、当日販売は会場で行う。