![曲線を基調としたデザインを採用した「Rhythm Arc」。CDは上部からスロットイン方式で挿入する形になっている。](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1281611957_photo.jpg)
音響機器メーカーのティアック(多摩市落合)は7月15日、iPodに対応したスピーカー「Rhythm Arc(リズム・アーク)」を発売した。
同製品はiPodに対応したサウンドシステムで、型番は「SR-100i」。5月に発売したLEDライト内蔵のiPod・iPhone対応サウンドシステム「SR-LUXi」に続いて、インテリア性を重視したモデルになっている。
企画を立ち上げたのは昨年3月。「音と聞く空間のそれぞれにこだわりを持つユーザーをイメージした『インテリアオーディオ』の領域」と同社広報課の中村さん。「音響機器メーカーならではの音質を重視したモデルにもなっている」とも。
サイズは、横57センチ、縦23センチ、奥行き22センチ。重さは5.4キロ。最大の特長は曲線を基調としたデザインで、CDは上部から挿入するスロットイン方式を採用。このローディング部の両側に操作ボタンを集中させ、シンプルなデザインにまとめた。iPodと接続するドッグ部は格納可能。「全体のイメージを統一し、凹凸のない滑らかさを実現した」と中村さん。
MP3ファイルやWMAファイルなどの形式にも対応。CDプレーヤーではCD-Rに入ったこれらのファイルを再生できるほか、USBマスストレージにも対応しているため、USBメモリーに入ったファイルも直接再生できる。そのほか、目覚ましとしても利用できるタイマー機能やFMラジオ、アナログ入力端子、FMアンテナ接続端子も搭載。
20~40代の「音とインテリア双方にこだわりを持つユーザー」がメーンターゲット。このため、販売チャネルは前回製品に続き、インテリアショップや雑貨店が中心。今回は百貨店も加えた。「想定するユーザー層に向け、本製品の特徴をより分かりやすく紹介するための選択」と中村さん。「人気のあるインテリアショップには、弊社ブランドをご存知ない若い世代の顧客層も多いと思う。『音響メーカーTEAC』の認知向上のためにも、より広い間口で弊社製品を紹介していきたい」と意気込む。
価格はオープンプライス。