京王電鉄は4月23日から、恒例イベント「高尾・陣馬スタンプハイク」を始める。

　1971（昭和46）年に始まった同イベントは今回で80回目。毎年春と秋に実施し、高尾山周辺の各所を巡りながら、指定された場所でスタンプを集める。昨春は4月1日～5月31日に実施。今年も同様の日程で準備を進めていたが、「東日本大震災の発生を受け開始時期を延期した」と同社広報部の横山さん。

　高尾山には初心者向けの1号路から沢に沿って登る6号路まで6つのルートがあるほか、高尾山頂から城山、景信山、陣馬山という3つの山と5つの峠を越える「高尾山～陣馬山縦走コース」がある。スタンプは京王線・高尾山口駅のほか、ケーブルカーの清滝駅、高尾山駅など13カ所に11種類を設置。城山の出入り口に当たる「城山下」にある売店「富士見茶屋」と景信山、陣馬山では、土曜・日曜・休日のみスタンプを置く。

　スタンプシートは駅やハイキングコースの途中にある売店などで無料配布。昨年までA4サイズだったが、今年はA4二つ折りサイズへとコンパクトにした。スタンプを集めることでスタンプシートに隠されているキーワードを見つけ出した人には抽選で景品を進呈。11種類全てのスタンプを集めた人には別に「踏破賞」も用意する。応募は郵送のほか携帯電話でも可能 。

　高尾山は今月29日～5月8日、6号路の一部区間が登り一方通行になるほか、ケーブルカーやリフトを運行する高尾登山電鉄の運転時間が変更される。ケーブルカーは今月23日から終電を1時間延長し、平日＝8時～18時、土曜・日曜・祝日＝8時～18時30分。リフトは5月から30分延長して、9時～16時30分になる。

　6月12日まで。