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安曇出版、iPhone向けアプリ「高尾山お楽しみガイド」発売-6つのルートを写真で解説

iPhone・iPad向けアプリ「高尾山お楽しみガイド」のスクリーンショット

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 安曇出版(文京区)は現在、iPhone・iPad向けのアプリ「高尾山お楽しみガイド」をiTunes Storeで販売している。

「いろはの森コース」などのルートも説明

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 昨年9月創業の同社。これまでにいで湯や沢を取り上げた「野湯と山旅」や、たこにカメラを取り付けた「カイトフォト」の写真集「Sea Side Scape」などのiPhoneアプリを制作・販売。今年1月には山形県・最上町の地域情報誌「絆」の創刊も手がけた。「会社のメンバー全員が、以前はビジネス書の出版社に在籍していた」と同社社長の寺島豊さん。「紙の出版物の閉塞(へいそく)感と、にわかに湧き起こってきた電子書籍の可能性を考えて起業した」

 今回、高尾山を取り上げた理由について、寺島さんは「何よりもなじみ深い山だったこと」と話す。「前職で『山歩部(さんぽうぶ)』というサークルがあり毎年、一丁平で花見と称する宴会を20年以上続けていた」。ミシュランが2009年3月に発行した「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で高尾山を「三つ星」と評価したことも理由に挙げる。「もともと多かった入山者がさらに増え、これなら多くの潜在読者がいるはず」

 昨年10月から開発に入り、約3カ月かけて作り上げた。高尾山のハイキングコースに当たる6つの自然研究路と「稲荷山コース」「いろはの森コース」「蛇滝コース」など高尾山を楽しむことができるルートを写真と文章で解説。山中にある「開運ひっぱり蛸」や天狗(てんぐ)像など各スポットも細かく紹介した。

 「初心者ばかりでなくリピーターにも楽しんでもらえるよう、ちょっと離れた場所からの風景や見落としがちな対象物や迷いがちなポイントを取り上げた」と寺島さん。開発に当たっては自ら取材に出向いたが、平日でも混雑が激しく「どのポイントに行っても人が多く撮影に苦労した」と振り返る。

 既に続編の開発も視野に入れる。「今回はコース別に取り上げたが、ほかにも花や木々などに焦点を当て、どの季節にどのポイントで見られるかなどの工夫もある」と寺島さん。「何十回行っても高尾山の魅力は尽きない」とも。

 iOS 3.0以降のiPhone・iPod touch・iPadに対応。価格は115円。

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