ビュータワー八王子(八王子市八日町)前の特設会場で7月22日、「東日本大震災復興支援と地域振興の祭り広場」が始まった。
開催は今回が初めて。毎年8月に行われていた多摩地区最大規模の山車(だし)まつり「八王子まつり」が不安定な電力事情を受け安全の確保が難しいとして今年の開催を取りやめたことをきっかけに、八王子の東の総鎮守・八幡八雲神社(元横山町2)を中心とした「下地区」の町会などが新たな催しとして企画した。
メーン会場は、建て替え工事に合わせて仮店舗に移転した多摩信用金庫「八王子中央支店」の店舗跡地に開設。入口には居ばやしの演奏を行うステージも設け、開始早々から太鼓と笛の音が会場を包んだ。イベントは13時から開始。平日の午後だが、子ども連れの家族など多くの人が会場を訪れ、かき氷などを食べながら会場を巡っている。
露店のほか、結婚式場「八王子エルシィ」(八日町)や富士宮焼きそばを食べることができる店として知られる串揚げ居酒屋「菜の家」(八日町)なども参加。「地元八王子物産コーナー」として、八王子の民芸品「東京こけし」など、さまざまな物産品を紹介する。
福島県柳津町の「あかべこ茶屋総本舗」が会津地域の名物として知られるソースカツ丼を提供するなど、東日本大震災で被災した地域を支援しようと東北地域の物産販売ブースも登場。祭りを主催する「地域振興山車まつり実行委員会」横のブースでは、物産品として「牛タンカレー」(1,000円)や「牛タンしぐれ煮」(1,000)円なども販売。
「上地区」の上八日町、八日町1・2丁目、横山町3丁目、南新町、三崎町、中町、本町の各町会の祭りは、それぞれ23日・24日に実施。これに合わせて、横山町公園(横山町)では同町会による祭りの準備が始まっている。同公園がある西放射線通り商店街(ユーロード)の通りには祭りに向けて山車も登場して居ばやしの演奏も行われていた。
開催時間は13時~21時(最終日は20時まで)。今月24日まで。