![昨年の「TAMA映画賞」授賞式の模様](https://images.keizai.biz/hachioji_keizai/headline/1321849550_photo.jpg)
多摩市の複合文化施設・パルテノン多摩(多摩市落合)で11月26日、「日本で最も早い映画賞」として知られる「TAMA映画賞」の授賞式が開催される。
同賞は毎年11月に行われる映画祭「TAMA CINEMA FORUM(多摩シネマフォーラム)」を受け、2009年から行われているもの。今回で3回目。昨年10月~今年9月に公開された作品を対象に映画ファンの立場から表彰し、上映する。
今年の結果については、「(東日本大震災を受け)『3.11』後の生き方ということが、受賞作品などに反映されていると思う」と実行委員会副委員長でチーフディレクターの飯田さん。「家族の絆や生命の尊さ、これから前向きに生きていくという姿勢が自然と評価された選定になっている」とも。
今年の最優秀作品賞に新藤兼人監督の「一枚のハガキ」と是枝裕和監督の「奇跡」を選定。今年7月に亡くなった俳優・原田芳雄さんの最後の出演作「大鹿村騒動記」を製作したスタッフとキャストには「映画ファンを魅了した」と特別賞を贈呈。「奇跡」などの作品に音楽を提供したバンド「くるり」の岸田繁さんにも特別賞を贈る。
このほか、最優秀男優賞と同女優賞には俳優の光石研さんと女優の永作博美さん、小西真奈美さんを選んだほか、最優秀新進監督賞など各賞の受賞者も決定。授賞式には是枝監督のほか、光石さん、永作さん、小西さんらが登壇するほか、最優秀新進女優賞に選ばれた井上真央さんはビデオメッセージを寄せる。同日にはベルブホール(関戸)で光石さんを特集したイベント「俳優・光石研の軌跡」も行われる。
受賞作品の上映は11時から、式典は16時20分からを予定。会場は同館小ホール。