提供:『たま未来・産業フェア』運営事務局 制作:八王子経済新聞編集部
多摩地域の中小企業を中心に140社が出展する展示会 第2回「たま未来・産業フェア」が2025年1月17日(金)・18日(土)、東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3)で行われます。
東京都、東京都商工会議所連合会、東京都商工会連合会、首都圏産業活性化協会(TAMA協会)、東京都中小企業振興公社、東京都立産業技術研究センターといった、東京・多摩地域でイノベーションを持続的に生み出すエコシステムを作り出そうと活動している「多摩イノベーションエコシステム実行委員会」が主催する同イベント。
「多摩地域で最大級」の大型展示会で、2024年1月の初開催では都内に加え、埼玉県・神奈川県・山梨県に拠点を置く企業など147社が出展。ビジネス目的だけでなく地域の方々も多数来場し、来場者数は2日間で約7700人にもなりました。来場者アンケートにおける次回来場意向有りの回答は驚異の95.7%。初開催ながら、非常に高い評価を得ています。
「第1回たま未来・産業フェア」の会場の様子
好評に応え、2回目の開催となる今回は、前回以上に多くの方に来場いただき、出展者と来場者の更なる交流促進を目指します。製品展示や商談を通じて販路拡大や企業間連携、情報収集などのビジネスチャンスを提供するだけでなく、ワークショップの開催などを通して子どもから大人まで家族連れでも楽しめるイベントとなっています。
今年は多摩地域の基幹産業でもある「ものづくり」企業が62社、脱炭素化や業務効率化、ロボット、AIの活用などの「GX・DX」の企業が36社、レジャー、防災、ヘルスケアなど「くらし」にまつわる企業が24社、多摩地域の課題解決に向け複数の企業が連携し、イノベーション創出に取り組む「リーディングプロジェクト」から18社の計140社が参加。企業支援を行う公的機関など6ブースも出展します。
1月17日(金)にはイノベーション創出に取り組む企業による講演をおこなうほか、商品開発に役立つワークショップ、卸・バイヤーと交流を図るワークショップなどビジネスに役立つ企画を多数用意します。また会場中央には、出展者や来場者、ステージ登壇者など誰もが自由に交流を図ることができる場「たまスタンド」を前回よりも規模を拡大して設けます。
前回は450人以上が「たまスタンド」を利用
1月18日(土)には、多摩地域にゆかりのある企業や、日ごろの暮らしに彩りを与える企業の講演や就職支援セミナー、子どもと大人が一緒になって楽しめる体験型ワークショップなど一般の人々が楽しめる企画が多数行われます。実際に企業の製品やサービスに触れることで、企業の魅力を知るきっかけを得られる機会です。
会場には「イベントステージ」が設けられ、2日間にわたってさまざまな講演が行われます。
17日(金)10時30分からは「課題解決の鍵は協業にあり~多摩ものづくりスタートアップ×リーディングプロジェクト~」と題して、協業して事業を行った「HarvestX」(文京区)の市川友貴社長、菊池製作所(八王子市美山町)執行役員の小笠原伸浩さん、アイフォレスト(神奈川県相模原市)の丸山孝明社長、「fabula」(大田区)の町田紘太社長が登壇します。「Cerevo」(千代田区)広報・マーケティングマネージャーの甲斐祐樹さんのモデレートの下、協業の経緯や企業間連携の必要性などについて話し合います。
12時からは京王電鉄(多摩市)の齋藤充経営統括本部長期戦略室長と、京王電鉄が地域の課題解決などを目的に起業家などと進めている事業共創プログラム「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM 『ROOOT』(京王エリアオープンイノベーションプログラム ルート)」に採択された「FASHION X」(大田区)の畠山怜之社長によるセッション「大企業×スタートアップの共創で生み出すイノベーション」が行われます。また、株式会社FASHION Xの取組の一環で本展示会場内に古着回収BOXを設置しています。
13時30分からは「尖っている、のに売れる。独自性で市場を切り拓くアイデアのつくり方」を開催。「kenma」(新宿区)の今井裕平社長が登壇し、コスモテック(立川市)の高見澤友伸社長は海外よりオンライン参加します。両者が「身に付けられるメモ」として開発したウェアラブルメモ「wemo」を題材に商品開発の秘話や協働したことで生まれたイノベーション、今後の展望などについて話し合います。
15時20分からは「多摩発イノベーション創出への挑戦」と題して、昨年度の「リーディングプロジェクト」で実証を行った7つのプロジェクトの社会実装に向けた取り組みも紹介します。
18日(土)は地域との付き合い方やイノベーション創出に取り組む秘訣にスポットを当てた講演が行われます。
10時30分から立飛ホールディングス(立川市)による講演「企業がスポーツを支援するのはなぜか~街を盛り上げるスポーツの力~」を行うほか、13時からはユニークな家庭向けロボットの製品開発を手がけるユカイ工学(新宿区)の青木俊介社長による「なぜロボット開発に妄想力が必要なのか?」を開催。
八王子にトヨタ自動車のデザイン拠点「東京デザイン研究所」があることから、14時30分からはこれまでさまざまな車のデザインに携わってきた、トヨタ自動車「先進技術開発カンパニー」の渡辺義人先進デザイン開発室長による講演「モビリティカンパニー×未来の社会 ~ものづくりにおけるデザインを起点としたイノベーション~」も行われます。
トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー 先進デザイン開発室長 渡辺義人 氏
このようなさまざまな講演に加え、18日は12時30分より3階第2会議室で「やっぱり強い! モノ造りの多摩を知ろう ~あなたの『知りたい』に応える就職支援セミナー~」を開催。人材採用コンサルタントの小澤明人さんを講師に迎えて、多摩地域の特徴や企業選びのポイントなどを就職支援の観点から紹介します。
「たま未来・産業フェア」の目玉の1つが多様なワークショップの開催です。17日はビジネス向けとして10時30分から「小さな会社の身近なイノベーション ~革新のお宝(強み)はすぐそこにある~」13時から「顧客視点で考える!事業拡大ワークショップ ~卸・バイヤーから学ぶ顧客へのソリューション提案~」の2つを実施。「小さな会社の身近なイノベーション 」では、ルーマス(墨田区)の三井豊久社長が講師となり、中小企業ならではのイノベーションに役立つワークショップを行います。「顧客視点で考える!事業拡大ワークショップ」では卸・バイヤーから市場動向や顧客課題をとらえた課題解決提案の手法を学べるワークショップを開催します。
講師の三井豊久さん
18日は家族で楽しめる企画が盛りだくさん。「はがき染め体験」や「手織り体験」といった八王子の伝統工芸を取り上げた、ものづくり体験ができる企画も行われます(対象年齢や受付方法の詳細はHPをご覧ください)。
八王子産の手すき和紙を使う「はがき染め体験」
「アップサイクル体験」では、不要になった衣類などの端切れからボトルケースを作ります。製作したケースは持ち帰ることができます(材料となる衣類は主催者側で用意するので、手ぶらで参加できます)。
端切れからボトルケースを製作
東京工業高等専門学校(東京高専、八王子市椚田町)は好評だった前回に引き続いての参加。今回は、市販のミネラルウォーターの硬度を調べる「化学分析を体験しよう ~ミネラルウォーターの硬度を求める~」、鏡を使った工作を楽しむ「身近な光の科学工作実験『鏡の世界』」の2つのワークショップを開催します。それぞれ実験を通して科学の世界を楽しむことができます。
化学分析によりミネラルウォーターの硬度を調べます
会場内の「特別企画エリア」では2日間共、日常生活をサポートするさまざまなロボットを展示する「くらしを支えるロボット大集合」を開催します。家庭やオフィス、店舗などさまざまなところで活躍するロボットを間近に見て体験することができます。18日(土)11時50分からはステージでロボットによるダンス披露の公演があります。
屋外では、多摩の食材を利用した温かいメニューや地元グルメを提供するキッチンカ―が日替わりで出店するほか、未来の街の中を走る次世代モビリティに実際に試乗できる「次世代モビリティ体験」を行います。
次世代モビリティの試乗体験イベントを開催
多摩地域の中小企業の力を結集し、1回目より企画の内容もスケールもパワーアップした今回のイベント。日頃、ビジネスに携わる企業担当者だけでなく、ファミリー層も楽しめる2日間になりそうです。
会場=東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター、八王子市明神町3-19-2)
アクセス=https://www.tamaskc.metro.tokyo.lg.jp/access/
開催日=2025年1月17日(金)・18日 (土)
開催時間=10時~17時(18日は16時まで)
入場無料
お問い合わせ
「『たま未来・産業フェア』運営事務局」
メール=contact(at)tama-innovation-event.jp
受付時間=平日10時~17時