京王電鉄は2月22日から、同社管内のダイヤ改定に合わせて、各駅に番号を振る「駅ナンバリング」を順次導入する。
駅ナンバリングは英字や数字を使って駅固有の番号を定めるもので、都内では東京メトロ各線や東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)などで実施されている。同社では今回の導入について、「京王線・井の頭線沿線外からお越しいただくお客さまなどにも当社線をより分かりやすくご利用いただけることが目的」と説明する。
対象となるのは京王線・京王井の頭線の全69駅。ホーム上に設置されている駅名が書かれた看板や路線図で表示を始める。京王線は「KO」、井の頭線は「IN」をそれぞれ頭文字とし、新宿駅、渋谷駅をそれぞれ「01」とする。今回のナンバリング導入により、八王子市内の京王八王子駅は「KO34」となるほか、京王高尾線・高尾山口駅は「KO53」となる。色は同社のコーポレートカラーを採用。京王線ではチェリーレッド様の「京王レッド」、井の頭線ではインディゴ様の「京王ブルー」をそれぞれ用いる。
同日から導入される新ダイヤでは、ダイヤ全体について抜本的な見直しを実施。京王線・相模原線では「特急」を復活させるほか、平日早朝に運行する新宿方面の準特急3本の特急への格上げ、新たな運転種別としての「区間急行」の導入、終電時刻の繰り下げなども行われる。